自身初のメジャータイトルへ。首位と5打差の5位に浮上した上田桃子
「この罠にはまらないように」上田桃子は初メジャーVへ気の緩みを警戒
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(5日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6670yd(パー72) 賞金女王のタイトルは2007年に獲得したが、メジャータイトルはまだ手に入れていない。自身初のメジャー優勝を目指す上田桃子が2日目を終えて、首位と5打差の通算3アンダー5位につけた。 「コースが好きだし毎年変わらない。マネジメントがし易いし、一番チャンスがあると思う」というのが、上田が今大会に抱く印象。3週間前の地元・熊本大会で味わった惜敗の悲劇も、「ああいう思いはもうしたくない。“次に優勝争いをしたときは絶対勝つ”と思わせてくれる大会だった」と、自分の中で消化して、いまは糧になっている。 「きのうは(スロープレーの注意を受け)急いでプレーすることになって、自分の集中力が出せなかった。どう集中すればいいか1日考えて、とにかく自分のペースでやるしかないって。それはできたと思う」と、気持ちの整理がうまくいき、初日の2オーバー「74」を、2日目の5アンダー「67」で巻き返した。 だが、残り36ホールが一筋縄ではいかないことも分かっている。「この罠にはまらないようにしないといけない。遅い時間のスタートだと難しくなる。きょう良かったから・・・という欲を掻かないことを大前提とした上で、いかに1打1打を切り替えて行けるかがカギだと思う」。先走りそうになる心を、“今”に引き留めることを課題とした。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)
自身初のメジャータイトルへ。首位と5打差の5位に浮上した上田桃子