(左から)ブシャールとシャラポワ
シャラポワ 因縁対決で惜敗
女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、プレミアマンダトリー)は8日、シングルス2回戦が行われ、M・シャラポワ(ロシア)はE・ブシャール(カナダ)との因縁対決に5-7, 6-2, 4-6のフルセットで惜敗し、3回戦進出とはならなかった。 前週のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTAプレミア)でドーピング違反から1年3カ月ぶりに復帰し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で本戦から出場していたシャラポワはブシャールからを批判を受けていた。 そして、この日は試合を通して9本のダブルフォルトなどを犯した元女王のシャラポワは、勝敗を決めるファイナルセットで2度のブレークを許し、2時間51分で力尽きた。 勝利したブシャールは今季6大会で初戦敗退を喫すなど不調が続いていたが、2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で準優勝を飾り、同年には世界ランキングで5位を記録した実力者。 3回戦では、第1シードのA・ケルバー(ドイツ)と対戦する。ケルバーは2回戦でK・シニアコバ(チェコ共和国)をフルセットで破っての勝ち上がり。 また、日本勢では土居美咲が1回戦で第9シードのM・キーズ(アメリカ)を破る金星をあげて初戦突破。2回戦では予選勝者のD・ヴェキッチ(クロアチア)と対戦する。
(左から)ブシャールとシャラポワ