(左から)フォニュイーニとナダル
ナダル戦で大ブーイング
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク29位のF・フォニュイーニ(イタリア)は第4シードのR・ナダル(スペイン)に6-7 (3-7), 6-3, 4-6のフルセットで敗れ、惜しくも3回戦進出とはならなかった。 この日、キレのあるストロークを武器に今季好調のナダルからリードを奪ったフォニュイーニは、第1セットの第9ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。しかし、ブレークバックを許すとナダルの反撃を受け、タイブレークへ突入。 その後、地元のナダルに対し、完全アウェーのフォニュイーニはミスをした際にラケットを地面に叩きつけると観客から大ブーイングを受けた。 第2セットは1ブレークに成功してセットカウント1-1に追いついたが、ムチュア・マドリッド・オープンで唯一2連覇しているナダルにファイナルセットで2度ブレークされて、2時間57分で惜敗した。 勝利したナダルは、3回戦で第16シードのN・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは2回戦でR・ハリソン(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。 その他のシード勢では第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードのM・ラオニッチ(カナダ)、第6シードの錦織圭らが3回戦進出したが、第3シードのS・ワウリンカ(スイス)と第7シードのM・チリッチ(クロアチア)は初戦の2回戦で敗退した。
(左から)フォニュイーニとナダル