握手を交わすチョリッチとマレー
王者マレー撃破、金星で驚き
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位のA・マレー(英国)を6-3, 6-3のストレートで破る金星をあげた同59位のB・チョリッチ(クロアチア)が試合後、自身のツイッターに「ナンバー1を倒して、とんでもない気持ちだ」と綴り、驚きを隠せなかった。 この日、20歳のチョリッチはミスを重ねる王者マレーから4度のブレークに成功し、1時間25分で勝利した。 今年のハッサン2世グランプリ(モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、ATP250)でツアー初優勝を飾ったチョリッチ。 今大会は予選で敗退したが、欠場者によりラッキールーザーで本戦入り。その幸運を活かし、M・ズベレフ(ドイツ)、予選勝者のPH・エルベール(フランス)、そして昨年ファイナリストのマレーを下して、2016年のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に続き自身2度目のマスターズ8強入りを果たした。 準々決勝では、第8シードのD・ティエム(オーストリア)と対戦する。ティエムは3回戦で第12シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)に5本のマッチポイントを握られるも、逆転で破っての勝ち上がり。
握手を交わすチョリッチとマレー