5試合連続の予選落ちを喫した小田孔明。復調のときを待つ(撮影は初日)
どうした小田孔明?歴代賞金王が5試合連続予選落ち
◇国内メジャー初戦◇日本プロ日清カップ 2日目(12日)◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇7217yd(パー72) 2014年の賞金王が、もがき苦しんでいる。12位タイからスタートした小田孔明が1バーディ、5ボギー1ダブルボギーの「78」と崩れ、通算4オーバーの67位タイに大きく後退。今季第2戦の「レオパレス21ミャンマーオープン」から、2010年以来7年ぶりとなる5試合連続の予選落ちを喫した。 「どうにもならん。ショットも悪かった。パットも入らん」。開口一番、苦笑いとともに鬱憤を吐き出した。最終9番(パー5)では2オンに成功し、6mほどのイーグルパットを残したが、わずかにショートしてバーディどまり。「せめて最後くらい入ってくれよ、という感じ」。唯一のバーディとしたところで、不満が和らぐはずもない。 今季は“あと少し”が「ずっと続いている」という。この日のラウンドについても「(2打目に)完璧なショットをしても、バックスピンでグワーッと戻っちゃって。パットも思った通りに打てても、ほんの少し(の差)で入らない」と話し、わずかなズレが悪い流れにばかり傾く現状をなげいた。 「焦ってもしょうがないし、イライラするだけ。悪い中で急に勝ったりすることもあるし、そう思ってやるしかない」。今週は、開幕戦から460ccを使用していた1Wのヘッドを一回り小ぶりな445ccに戻し、復調の兆しが見えてきたという。「まあ、もうちょっとだ」。自らに言い聞かせるように、声を張った。(沖縄県名護市/塚田達也)
5試合連続の予選落ちを喫した小田孔明。復調のときを待つ(撮影は初日)