“ポニーテールが目安♪ ショットの安定感を高めるには?” 大山亜由美
【アマチュアゴルファーMさんの悩み】 「ショートアイアンの引っかけで悩んでいます。勝負どころではいつもグリーンを左に外し、結局ボギーセーブがやっと…。バシッと一発でピン側に寄せるにはどうすればいいですか?」 【大山亜由美のレスキュー回答】 ショートアイアンを成功させるコツは、フィニッシュをしっかり決めて、何があってもそこまで振り切る意識を持つことです。 アマチュアの皆さんがショートアイアンをミスするときは、大体引っかけやダフリでヘッドを地面に打ちつけ、フィニッシュまでたどり着かないことが多いです。原因は、ボールにきれいにヒットすることだけに集中して、インパクトへの意識が強すぎてしまうからです。 多少スイング中にバランスを崩したとしても、フィニッシュが取れていればミスの幅は最小限に抑えられます。コツは、自分なりの目安をつくること。私の場合は、ポニーテールに縛っている後ろ髪に、クラブのシャフトが軽く触れているかどうかで決めています。 理想のフィニッシュは、ポニーテールに軽く触れる腕の収まり方です。そこにクラブが収まっていれば、どんなに悪いスイングをしたとしても、ある程度許せる範囲の軌道でクラブが動いてくれている目安になるのです。 ポニーテールよりシャフトが「上」にくると、軌道がフラットすぎている証拠と考えています。スイングが横振りになり、引っかけなどの原因につながります。逆にポニーテールより「下」ですと、アッパー軌道が強く、ダフリなどのミスにつながります。 取材協力/島津ゴルフ倶楽部 大山亜由美(おおやま・あゆみ) 1994年生まれ、鹿児島県出身。高校時代に出場した2011年の国体で2位に入るなど輝かしい経歴を持つ。2015年プロテスト合格。今季はステップアップツアーを主戦場にレギュラーツアーを目指す