ナダル 3年ぶり5度目V
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は14日、シングルス決勝が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)が第8シードのD・ティエム(オーストリア)を7-6 (10-8), 6-4のストレートで下し、3年ぶり5度目の優勝を果たした。今回のタイトル獲得は今季3勝目、キャリア通算では72勝目となった。 決勝戦、第1セットの第3ゲームでナダルは40-15からブレークを許したが、第6ゲームでティエムをドロップショットなどで揺さぶりブレークバックに成功。その後、第10ゲームでは3本のセットポイントを活かせなかったが、タイブレークで2本のセットポイントをしのいでセットカウント1-0とリードする。 第2セットは第1ゲームでブレークに成功したナダルが主導権を握り、粘るティエムを振り切ってマスターズ通算30勝目をあげた。 30歳のナダルはモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー 、ATP500)に続き、マドリッド・オープンがレッドクレーになってから3大会連続の優勝したのは自身初。 今後は、現在開催中のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に第4シードで出場。初戦の2回戦では、A・セッピ(イタリア)と予選勝者のN・アルマグロ(スペイン)のどちらかと対戦する。 シード勢が順当に勝ち進むと、3回戦で第13シードのJ・ソック(アメリカ)、準々決勝で第8シードのティエムか第11シードのL・プイユ(フランス)、準決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)か第7シードの錦織圭と顔を合わせる組み合わせ。 一方、マスターズ初優勝とはならなかった23歳の若手ティエムは、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデルに続きナダルに今季2敗目を喫した。
3年ぶりの優勝を果たしたナダル