初戦敗退の波乱に見舞われたマレー
波乱 王者マレー初戦敗退
男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は16日、シングルス1回戦が行われ、ディフェンディングチャンピオンで第1シードのA・マレー(英国)は世界ランク29位のF・フォニュイーニ(イタリア)に2-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦敗退の波乱に見舞われた。今季マレーが初戦で姿を消すのは、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)に続いて2度目。 この日、ファーストサービスの確率が48パーセントと精彩を欠いたマレーは、フォニュイーニに4度のブレークを許して1時間33分で敗れた。 両者は今回が6度目の対戦で、3勝3敗のタイになった。 マレーは、今年でBNLイタリア国際に12年連続の出場。昨年はN・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで破り、初優勝を飾っていた。 今季は、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)でタイトルを獲得。しかし、その後も本来の実力が発揮できない試合が続いており、前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では3回戦で姿を消した。 一方、勝利したフォニュイーニは3回戦で、第16シードのA・ズベレフ(ドイツ)と世界ランク36位のV・トロイキ(セルビア)の勝者と対戦する。
初戦敗退の波乱に見舞われたマレー