完勝で決勝進出のジョコビッチ
ジョコ完勝 ティエムを一蹴
男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は20日、シングルス準決勝が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのD・ティエム(オーストリア)に6-1, 6-0の完勝で勝利し、2年ぶり5度目の優勝へ王手をかけた。 この日、世界ランク2位のジョコビッチは第1ゲームから5ゲームを連取して圧倒。続く第2セットでは23歳のティエムに1ゲームも与えない完璧な試合展開で、トップ選手の貫禄を見せつけ、わずか59分で勝利を手にした。 29歳のジョコビッチはこの日、前日に雨で順延となったJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)との準々決勝を6-1, 6-4で制して準決勝へ挑んでおり、1日で2試合に勝利して決勝進出を決めた。 決勝では、20歳で第16シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。両者は今回が初の顔合わせ。ズベレフは、同日の試合で世界ランク24位のJ・イズナー(アメリカ)を6-4, 6-7 (5-7), 6-1のフルセットで下してマスターズ初の決勝進出を果たした。 BNLイタリア国際に今年で11年連続の出場で、2008・2011・2014・2015年に優勝。昨年は決勝でA・マレー(英国)に敗れて3連覇を逃していた。
完勝で決勝進出のジョコビッチ