20歳ズベレフ 初の決勝進出
男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は20日、シングルス準決勝が行われ、20歳で第16シードのA・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク24位のJ・イズナー(アメリカ)に6-4, 6-7 (5-7), 6-1のフルセットで勝利し、マスターズ初の決勝進出を果たした。 クレーでは初対戦となったこの試合、208センチのイズナーから放たれる強烈なサービスに対して、数少ないチャンスをものにしたズベレフが1度のブレークに成功して第1セットを先取。 続く第2セットでは、両者サービスキープのままタイブレークへ突入。ズベレフは0-5から反撃を試みるも、最後はイズナーに決められてセットカウント1-1に。 その後、ファイナルセットでは32歳のイズナーのサービスゲームを2度破って引き離し、1時間57分で勝利を手にした。 決勝では、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第8シードのD・ティエム(オーストリア)の勝者と対戦する。 世界ランク17位のズベレフは、今大会1回戦で1回戦で予選勝者のK・アンダーソン(南アフリカ)、2回戦で同36位のV・トロイキ(セルビア)、3回戦で同29位のF・フォニュイーニ(イタリア)、準々決勝で第5シードのM・ラオニッチ(カナダ)、そして準決勝でイズナーを下して決勝の舞台へ駒を進めた。 今季は、2月の南フランスオープン(フランス/モンペリエ、ハード、ATP250)と5月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)の2大会でタイトルを獲得。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では初のベスト8進出を果たし、世界ランキングでは自己最高の17位を記録した。
マスターズ初の決勝進出を果たしたズベレフ