マスターズ初優勝を果たしたズベレフ
20歳ズベレフ優勝 ジョコ撃破
男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は21日、シングルス決勝戦が行われ、世界ランク17位で第16シードのA・ズベレフ(ドイツ)が同2位で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 6-3のストレートで撃破し、20歳ながらマスターズ初優勝を果たした。 この日、第1セットの第1ゲームからいきなりブレークに成功したズベレフは、ジョコビッチに1度もブレークチャンスを与えない試合を展開してこのセットを先取。 続く第2セットでもズベレフの勢いは止まらず、力強いストロークで圧倒。元王者のジョコビッチを寄せつけず、勝利を手にした。 ズベレフは今大会、1回戦で1回戦で予選勝者のK・アンダーソン(南アフリカ)、2回戦で世界ランク36位のV・トロイキ(セルビア)、3回戦で同29位のF・フォニュイーニ(イタリア)、準々決勝で第5シードのM・ラオニッチ(カナダ)、準決勝で同24位のJ・イズナー(アメリカ)を下してマスターズ初の決勝進出を果たしていた。 今シーズンは、2月の南フランスオープン(フランス/モンペリエ、ハード、ATP250)と5月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)の2大会で優勝。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では初のベスト8進出を果たしていた。 22日に発表される世界ランキングでは、自身初のトップ10入りとなる10位へ浮上する。 一方、ジョコビッチは大会5度目の優勝、さらにマスターズ歴代最多の31勝を狙っていたが、若手のズベレフに阻まれた。
マスターズ初優勝を果たしたズベレフ