ロッカールームが空っぽに…。A・トゥランのバルサ退団を示唆する行動
執筆者 Fernando Polo 国王杯決勝を控えるFCバルセロナの選手たちにとって、同じメンバーでシウタット・エスポルティーバ(バルセロナのトレーニング施設)のロッカールームで過ごす時間は、あと数日残されている。 既に何人かの選手の進路は決まっているようで、そのうちの1人がアルダ・トゥランだという。5月21日日曜日、このトルコ人プレーヤーが、スタジアムに備え付けてある自身のロッカーを空にしている姿が目撃された情報が入った。 A・トゥランのその行動は、来シーズン、アスルグラナの一員ではないことを示すものであり、チームメートもそのように理解することになった。A・トゥランは2015年、ルイス・エンリケ監督たっての希望でチームに加入した。『ムンド・デポルティーボ』が2015年に報じた通り、当初アルダは、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が会長選再選に向けて用意した“目玉”であった。会長選の紆余曲折を経て、またエンリケ監督が記者会見の場で獲得を熱望したことで、ようやく正式に獲得がなされた選手であった。この時バルセロナは前所属先のアトレティコ・マドリードに対し、3,400万ユーロの移籍金に加え、700万ユーロのオプション付き契約で獲得をしている。 とはいえ、ここまでの2シーズンで、クラブを満足させるパフォーマンスを見せたとはいえず、クラブは移籍マーケットに出す判断を下すこととなった。直近の4試合でも、A・トゥランは出場機会を得ることができていない。30歳を迎えたトルコ人プレーヤーの移籍先としては、資金力に優れた中国が現在有力視されている。2017年1月には、実際に移籍金3,000万ユーロ、年俸1,800万ユーロという破格のオファーが届いたが、その際は同選手が拒否していた。 ウンスエ氏はカンプ・ノウで別れの挨拶 一方、噂されていたエンリケ監督の後任に就く可能性が低くなった、第2監督であるフアン・カルロス・ウンスエ氏も、21日リーガ最終節当日、カンプ・ノウを訪れたクラブの同僚たちと別れの挨拶を交わしていたという。