最年少記録を塗り替え、見事国内メジャーを制した20歳の宮里藍
引退決断の理由は?宮里藍、午後1時から記者会見
女子ゴルフの宮里藍は29日午後1時から、東京都内で記者会見を開き、引退を表明する。 2003年に高校3年でツアー初優勝を飾り、当時史上最年少の18歳110日でプロ転向してから、女子ゴルフ人気を長年けん引してきた“藍ちゃん”。26日の引退発表後、国民的スターが自らの言葉で初めて決断の経緯を語る会見には、200人以上の報道陣が詰めかけるとみられる。 注目度は4月に行われたフィギュアスケートの浅田真央さんの引退会見に匹敵し、午後のワイドショーの時間帯が重なる民放各局やNHKは生中継を交えて伝える見通しだ。 国内15勝、海外9勝。2013年以降、勝ち星はないが、誠実で気さくな人柄にゴルフの枠を超えて多くの人々が魅せられ、復活を望んできた。31歳での若すぎる引退表明を惜しむファンの声も根強い。 2006年からは米国を主戦場としてきた。ただ、今季はこれまで、米ツアーの出場を5試合にとどめている。逆に国内ツアーには、地元・沖縄開催の開幕戦「ダイキンレディス」に6年ぶりに出場。契約先の久光製薬が冠スポンサーの国内メジャー「ワールドレディス サロンパス杯」に特別承認枠で2年ぶりに参戦した。 さらに、用具契約するブリヂストンスポーツ主催の5月「中京テレビ・ブリヂストンレディス」では6位に入り、国内で3季ぶりにトップ10入りした。6月8日には所属先のサントリーが主催する「サントリーレディス」が開幕。プロ転向以来、長年にわたり支援を受けており、国内最終戦として花道にする可能性が高い。
最年少記録を塗り替え、見事国内メジャーを制した20歳の宮里藍