初戦敗退を喫した20歳ズベレフ
20歳ズベレフ 全仏OP初戦敗退
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、第9シードで20歳のA・ズベレフ(ドイツ)は世界ランク37位のF・ベルダスコ(スペイン)に4-6, 6-3, 4-6, 2-6で敗れ、まさかの初戦敗退を喫した。 この試合は前日に組まれていたが、第2セット終了の時点で雨の影響と日没により翌日へ順延となっていた。 第3セットから再開となったこの日、ズベレフはベルダスコに2度のブレークを許してセットカウント1-2と追い込まれると、ペースを掴むことが出来ないフラストレーションからラケットを地面に叩きつけた。 その後も元世界ランク7位のベルダスコの強打に押され、2時間52分で敗退した。 若手選手で有望視されているズベレフは、5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)決勝で世界ランク2位のN・ジョコビッチ(セルビア)を下してマスターズ初優勝を果たし、翌週の世界ランキングでは自身初のトップ10入りとなる10位を記録。 錦織圭も大会前の会見で「まだ若いですし、それだけ力もある。隙があまりない選手」とズベレフを称賛していた。 一方、勝利したベルダスコは2回戦でJ・ドナルドソン(アメリカ)とPH・エルベール(フランス)の勝者と対戦する。過去の全仏オープンでは4回戦進出が最高成績。
初戦敗退を喫した20歳ズベレフ