2015年時の(左から)クヴィトバとセリーナ
セリーナ 復帰を「誇りに思う」
女子テニスで世界ランク2位のS・ウィリアムズ(アメリカ)は30日、自身の公式ツイッターを更新し、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で昨年12月の強盗事件から復帰を果たしたP・クヴィトバ(チェコ共和国)に「あなたのことを誇りに思う」とメッセージを送った。 27歳のクヴィトバは昨年12月20日、自宅でナイフを持った強盗に襲われ、その襲撃を防ごうとしたところ利き手の左手に大怪我を負った。その後はリハビリを経て、5月上旬には約4ヶ月ぶりに練習を再開していた。 昨年11月に行われた国別対抗戦のフェドカップ決勝戦 チェコ共和国 対 フランス(フランス/ストラスブール、室内ハード)以来の公式戦となった全仏オープン1回戦でJ・ボズラップ(アメリカ)と対戦し、6-3, 6-2のストレートで勝利して復帰戦を白星で飾った。 全仏オープンでこれまで3度の優勝を飾っているセリーナは「あなたがプレーしているところを見ることが出来てとても嬉しいし、幸せ。本当に素晴らしいカムバック」とクヴィトバの復帰を喜んだ。 1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝でV・ウィリアムズ(アメリカ)との姉妹対決を制したセリーナは、4月に妊娠したことを発表。今シーズンは予定していた全ての大会を欠場し、2018年の復帰を目指す。
2015年時の(左から)クヴィトバとセリーナ