3回戦進出を果たした錦織圭
錦織 安堵「ホッとしました」
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、第8シードの錦織圭が世界ランク74位のJ・シャーディ(フランス)を6-3, 6-0, 7-6 (7-5)のストレートで下し、3年連続4度目の3回戦進出を果たした。試合後の会見では「3セットで終われてホッとしました」と安堵の表情を見せた。 錦織は第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許す展開からストローク戦で主導権を握り、2セットを連取。 第3セットを終えた時点ではトレーナーに右肩の治療を施してもらった。そこからリズムが狂い始め、シャーディにフォアハンドの強打やバックハンドのカウンターショットを決められてタイブレークへ突入。 「自分がちょっと打たなくなったのもありますし、セカンド(サービス)を攻められた。彼もどんどん打ってきた。タイブレークを取られてもおかしくなかった」と振り返った錦織は、試合を通してファーストサービスが入った時に84パーセントの確率でポイントを獲得し、1時間57分で勝利を手にした。 T・コキナキス(オーストラリア)との初戦の後に「反省点はいっぱいある」とコメントしていたが、この日は「ディフェンスが良くなった。自分のいいプレーが出てきた」と手応えを得ていた。 3回戦では、世界ランク67位で韓国期待の若手チャン・ヘヨン(韓国)と対戦する。
3回戦進出を果たした錦織圭