野村敏京は週末にオーバーパー 悩めるパット「練習しかない」
◇海外女子メジャー第2戦◇KPMG女子PGA選手権 最終日(2日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇6588yd(パー71) 野村敏京はパッティングへの不満をのぞかせて4日間を終えた。15位タイで迎えた週末2日間は「72」、「73」といずれもオーバーパー。2アンダー27位タイから出た最終日は1バーディ、3ボギーと停滞し通算イーブンパーの36位タイだった。 笑顔が見えたのはバーディ発進を決めた1番(パー5)だけ。野村は続く2番でバンカーを渡り歩いてボギーをたたくと、その後はグリーン上でチャンスを逃し続けた。7番(パー3)ではグリーン右ラフから1m強に寄せた後、パーパットを外して後退。 「今週は、ずっとそんな流れでした。一個くらい重要なパットが入ってくれたら流れに乗って上に行けそうなゴルフだったんですけど…。グリーンのスピードと読みが難しかったかなと思います」 樋口久子が制した1977年のこの大会以来、40年ぶりとなる日本勢のメジャー優勝はお預け。今週の攻略ポイントに挙げていたメンタルコントロール、ティショット、パッティングへの事後評価は「メンタルとティショットは良かった方。パットが良くなかった。ストロークは悪くはないですけどね…」というものになった。 次週は初開催の大会「ソーンベリークリークLPGAクラシック」(ウィスコンシン州ソーンベリークリークGC)に出場。翌週の「全米女子オープン」(ニュージャージー州トランプナショナルGC)に向け「ショットのスイングはどんどん良くなっているけれど、パットの練習が少し足りないかなと。練習しかないですよね」と意気込んだ。(イリノイ州オリンピアフィールズ/桂川洋一)
野村敏京は宮里藍と同じ通算イーブンパーでフィニッシュした