マレー「簡単な試合などない」
テニスのウィンブルドン(イギリス/ウィンブルドン、芝、グランドスラム)は3日、2連覇を狙う第1シードのA・マレー(英国)が会見で「簡単な試合などない。ここ数日は良い練習が出来ている。日々、良くなっていると感じている」とコメントした。 世界王者のマレーは、今季芝初戦のAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)に第1シードで出場したが、1回戦で世界ランク90位のJ・トンプソン(オーストラリア)にストレートで敗れる波乱に見舞われた。 その後、芝で最終調整を行うためにエキシビションマッチのアスポール・テニス・クラシック(イギリス/ハーリンガムクラブ、芝)への出場を表明していたが、臀部の痛みにより出場を見送った。 この怪我についてマレーは「若い頃からあったもの。この数週間痛みがあり、あるショットを打つ時やあるポジションを取ろうとする時に大きな痛みが出る。それを静めるためにしばらくの休養が必要だったが、この数日はかなり改善されている。」 「今日の感じでは、戦い抜くのに問題はない。もし臀部に痛みが出たら炎症止めを飲む必要があるかも知れないが、そうならないことを願っている」とコメントした。 3日の1回戦では、世界ランク135位のA・バブリク(カザフスタン)とセンターコートのオープニングマッチで顔を合わせる。今回が初対戦となる24歳のバブリクについては「これまで戦った事はないし、プレーも見たことがない。他の選手から彼のことを聞いているし、今年のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で彼と少し話をした。とても特徴のある人物で、静かな人間ではない。」 「聞いたところによると、コートでとても観客を沸かせるようなプレーをするらしく、予測不能なショットを打ったり、色々なプレーを織り混ぜながらチャンスを逃さない選手だと聞いている。これからチームと共にビデオを見るつもり。きっと面白い試合になるだろう」と語った。 2連覇と3度目の優勝に向けては「明らかに(以前より)経験を積み、年齢も重ねた。今回はより上手く物事に対処できたらと願っている」と意気込んだ。
2連覇を狙う第1シードのマレー