ポール・ミルサップがナゲッツへ移籍。若手との融合で来シーズンは台風の目に?
4年ぶりのプレーオフ進出を目指すナゲッツ 今フリーエージェントの目玉選手の一人、前ホークスのポール・ミルサップがナゲッツへ移籍した。『ESPN』によれば、年俸総額は3年9000万ドル(約100億円)と見られている。 昨シーズンは得点とアシストでキャリアハイとなる、18.1得点3.7アシスト7.7リバウンドを記録。203㎝とパワーフォワードとしては小柄な部類のミルサップだが、持ち前のパワーとテクニックを駆使したディフェンスにも定評がある。またポストプレーだけでなく、3ポイントシュートも打てる広いシュートレンジを持ち、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに代表されるようなストレッチ4の先駆けのような存在だ。 昨シーズンのナゲッツは40勝42敗で8位ブレイザーズと1ゲーム差でプレーオフ出場を逃した。それでもセンターの二コラ・ヨキッチやポイントガードのゲイリー・ハリス、ジャマール・マレーなど20歳前半の有望な若手が数多く躍進を遂げた。そこに非利己的で安定感のあるミルサップが加入したことでナゲッツは4年ぶりのプレーオフ進出に期待が寄せられる。 だが一方でミルサップの加入は同じくフリーエージェントとなっていたダニオ・ガリナリの放出を意味していると、『ESPN』記者のエイドリアン・ウォジナロウスキーは語った。 ガリナリはキャリア9年中6年をナゲッツでプレーし、ここ2年連続でチームのリーディングスコアラーになっていた。そのガリナリにクリッパーズが高い関心を示していると言われている。 ウォリアーズ、ロケッツに次ぐリーグ3位の得点力をキープし、課題のディフェンス面を強化すれば、上位でのプレーオフ進出も狙えるのではないだろうか。
写真=Getty Images