こんにちは!長野県出身、東京在住、松本山雅サポーターの北原奈美です。今回は、3年前、松本山雅にとってJ1初昇格を決めることのできた思い出深い地、そして日本有数のグルメ県である福岡県へアウェイ遠征へ行ってきました♩
 
アウェイの遠征というと、お金も時間もかかる、、とイメージされる方も多いかと思います。J2リーグは3つあるリーグの中で最多のチーム数、全22チームが日本各地にあり、本当の意味でのアウェイ! となる事も多々あります。また、日曜日開催も多い為、弾丸遠征で行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。わたしも今回の福岡遠征で観光に使えた時間は半日程でしたが、時間がなくても!フラッと行っても!楽しめる場所が福岡にはたくさんありました短い時間でもしっかりと福岡を満喫する事ができましたので、その様子をご紹介します♡

■レベルファイブスタジアム

©北原奈美

まずは目的のスタジアムから♡ レベルファイブスタジアムに到着!通称レベスタ。観客席のアーチ型の屋根が特徴で、コンクリート造りのとてもどっしりとしたスタジアムです。福岡遠征の際は博多駅や福岡空港を利用するアウェイサポーターさんが多いかと思いますが、どちらからもスタジアム直行バスが出ておりとても行きやすい♡試合の日には、スタジアムまで定額で行けるアビスパ応援タクシーも出ています。アビスパ福岡のステッカーが目印!また、徒歩でも25分くらいで空港駅に着くことができます。

行き帰り共に応援タクシーを使ってみたのですが、引き分けだとなんだか仲良くなれるあの一体感はなんでしょうか(笑)Jリーグあるあるのひとつな気がします。(この日の試合は引き分け)

■バックスタンド側の通路コンコースに広がっている屋台村

©北原奈美

楽しみのひとつ、スタグル! ふくやさんの、明太あげもち。福岡へ来て、やっと本場の明太子を頂きました。明太子でとても有名なふくやさん。ぷちぷちな明太子にマヨネーズとおもちの相性が抜群です。

こちらは、かしわおにぎり。

©北原奈美

こちら、福岡のおうどん屋さんには必ずと言っていいほどあるサイドメニューなんだそう。「かしわ」というのは、鶏肉の事を指すんだそうです。濃い目の味付けがとても美味しい!あっというまに完食です。


今回は前泊での遠征でしたので、ここからは試合前日の観光の様子です!

■むっちゃん万十(まんじゅう)

©北原奈美

福岡に到着し、まず向かったのは福岡県民の愛するB級グルメ。訪問したのは、地下鉄福岡空港駅から2駅の博多駅、そして博多駅の目の前にある博多バスターミナル内の博多ターミナル店。アクセス抜群です。福岡市内には他にも多数の店舗があり、市内のいたるところで購入する事ができます。

一見たいやきのようにも見えますが、有明海のみに生息するムツゴロウを型取り、それを親しみを込めて「むっちゃん」という愛称で呼び始めたのが始まりなんだそう。

味は、カスタードやアンコなどの甘味系からハムエッグやハンバーガーなどの惣菜系まで、現在9種類もあります!

©北原奈美

わたしはウインナーとカスタードを購入♡
さっそく頂きます。

©北原奈美

まずびっくりしたのが生地がモチモチ!そして中に入っているマヨネーズの味が絶妙!実はこちらのマヨネーズ、マヨネーズだけで販売があるほどなんです。とても納得。

©北原奈美

お値段もとてもお手頃で、気軽に買えるのがいいですよね♪似た商品のあるそうなので、「むっちゃん万十」で検索してから行かれる事をオススメします!

■能古島

©北原奈美

お腹を満たし、観光に出発です。 海なし県出身なわたし。長野にはないものを体験したいというのも観光テーマのひとつでした。まず向かったのは、フェリーで10分で行けるという離島、「能古島(のこのしま)」 。フェリー乗り場へ行くために西鉄バスに乗って移動します。バスに30分程乗ると、最寄りの能古渡船場に到着。ここからフェリーに乗り込みます。料金は往復で大人1人460円という安心価格♡

©北原奈美

フェリーで10分の旅。あっという間に到着です。


到着するとまず目の前に見えてくる「のこの市」

©北原奈美

島内で作られた新鮮なお野菜や果物をお手頃価格で購入する事ができます。年末年始を除いて基本的には毎日営業しているそう。

向かいに見つけた「noco nico cafe」

©北原奈美

ここがとても可愛らしい♡
レトロな雰囲気がたまりません♡

©北原奈美

イングリッシュマフィンやサイダーなどの軽食が頂けます。わたしはすもものサイダー割りを注文。

©北原奈美

経営されているご夫婦の方にお話を伺うと、こちらは元々外国の方がオーナーをされており、そちらを引き継いでからもう13年になられるとのこと。基本的には晴れの日のみ営業されているそうです。この日は夜から雨が降っていた福岡、晴れていた昼間に行けてとてもラッキーでした!

ここから少し上がると「のこのしまアイランドパーク」という施設があります。バスの時間が合わずタクシーで向かったのですが、道中ではあの、"人口よりも猫の数の方が多い島"として知られるの「相島(あいのしま)」を遠目から見ることができたり、空が青いと海も青くなり、曇りの日は海は少し濁って見えるというお話も運転手さんから伺う事ができました。現地の方との交流はとても貴重でたのしい♡

着きました! のこのしまアイランドパーク。

■のこのしまアイランドパーク

©北原奈美

ひろーい園内では、季節により様々なお花が一年通して咲いているそう。この時期は遅咲きコスモスも終わってしまっていましたが、サルビアや、色とりどりのお花がとてもキレイ。

©北原奈美

ウェディングや七五三の前撮りなどに使われる事もあるそうですよ♩

©北原奈美

和みます♡


園内を進んで行くと、うさぎと触れ合える「ウサギえん」や、ヤギと触れ合える「やぎさん村」なんていうものも。ウサギえんの入口にイケメンなウサギさんがおりましたので、with b。

©北原奈美

そして海を背景に、YAMAGA FC。笑

©北原奈美

バレーボールやサッカーなどができる運動場や、懐かしのブランコたち、そしてバーベキューができる場所などもあり、ご家族連れの方は1日遊べそうです。用具の貸し出しもあります◎また、園内には恋観音様というハートの絵馬をかけられる所もあったのですが、お祈り、、と聞いて真っ先に浮かんだ事は"J1昇格できますように"。お祈りする内容を間違えています。

©北原奈美

■シーサイドももち

明日の決戦へ向け心を整えに、癒しスポットのはしご。博多市早良区にある、ここシーサイドももちは元々は百道(ももち)海岸と呼ばれていた海岸を埋め立てて作られたそう。隣には結婚式場が併設されています。

©北原奈美

いくつになっても海を見るとテンションが上がってしまう長野県民(わたし)。施設内にはオシャレなお店がたくさん出ているのですが、ビーチの近くのMAMMA MIAさんにてあまおうジェラートを購入♡

©北原奈美

寒い晴れた日のアイスが大好物なわたし。お味はさっぱり!果肉がたくさん入っていてとても美味でした♡

©北原奈美

海岸に出てみると、近くにはヤフオクドームや福岡タワーなども。ライトアップされた夜景はまた絶景とのこと・・・!100%同意であります。潮風に癒され、再び中心地へ戻ります♪

■博多ラーメン ShiShin

©北原奈美

きましたー!博多へ来たら一度は行ってみたかったラーメン屋さん!夕ご飯の時間に行った所、遠目からでも分かる行列が。30分並び、入店です。
 
さっぱりしているのにとてもコクのあるとんこつラーメン。とても美味しいいいい!麺の硬さが選べるのですが、店員さんによると、麺が細めな為、バリカタか硬めがオススメなんだそうです。餃子も頼みあっという間に完食♩

■福岡・博多名物「屋台」

©北原奈美

今回は実際にお食事まではできなかったのですが、福岡では夜から出る屋台も名物との事でフラリと立ち寄ってみました。屋台村という表示板から先に、数え切れない程の屋台が!

今度は後泊で遠征し、試合に勝利した後ここにぜひ美味しいお酒を飲みに来たい!来年もチャレンジできるのか、はたまた少し先になるのか・・・ドキドキであります。(両チーム絶賛昇格争い中)

長野では見られない夜景にも出会えました。素敵。

©北原奈美

■天ぷらのひらお

試合後のお話となりますが、試合後、たくさん飛び跳ねてお腹がすいたのでスタジアムのすぐ近くにある天ぷらやさんに。実はこちら、レベスタを地図で見ていた時地図上に、"行列のできるカジュアルな天ぷらレストラン"の文字を見つけ、"行列のできる、カジュアルな、天ぷらのレストラン?!"と気になりお邪魔してみました。

©北原奈美

えび定食を注文。えび4尾に、お野菜が3品がついてきます。
天ぷら ひらおさん、全て揃ったものを持って来てくださるのではなく、店員さんが目の前でお天ぷらを揚げており、揚がった順にどんどん持って来てくれるというスタイル。その為、本当に揚げたてを頂けるんです♪エビがぷりっっっぷり。また、食べ放題のいかの塩辛も絶品♡ほんのり柚子の風味が効いていて、本当においしかったです。細長い店内には、試合終わりの福岡サポさんと山雅サポの方々も多数いらっしゃいました。

■番外編:東福岡高校

観光やグルメなどとはまた違いますが、
Jリーグ観戦にかこつけて
個人的にずっと見てみたかった場所に!

ドーン!

©北原奈美

東福岡高校! 昨年は、冬の高校スポーツにおいて、サッカー部とバレーボール部はそれぞれ日本一、ラグビー部は全国3位という華々しい成績を残した東福岡。最強高校生たちはどんな所で練習しているんだろう??とずっと気になっていました。
 
「赤い彗星」の異名をとり、日本代表の長友選手の母校でもある東福岡高校、スポーツ界においてとても有名な学校ですよね。サッカー以外の様々なスポーツでも有名人を輩出されている男子校です。これだけそれぞれの部活ですごい成績を残していると、クラスメイトには、それぞれ日本一の高校生たちがいたりするのでしょうか・・・・(驚愕)。この場所でたくさんの日本一の学生さんたち、そして将来の日本代表候補が生まれているんだなあと思うと、とても感慨深かったです。

今回の1.5日間の福岡遠征の旅は、これにて終了です! 今回の旅で観光した場所は、全て博多駅から30分〜1時間程で行ける場所ばかりでした。時間があまりない方も、試合に向けて体力を貯めておきたい方などにも(笑)、福岡には少し足を伸ばせば存分に満喫できるスポットがたくさんありました。また、想像していたよりも街がとてもとてもキレイなこと、路線バスが発達していて、県内、また九州地方の県にはほとんど路線バスで行く事ができること、これも今回実際福岡に来て初めて知った事でした。
 
我が松本山雅も含め、J2には地方チームがたくさんあります。その地方折々の特産品があり、気候があり、暮らし方があり、普段は遠くてあまり行く機会のない場所でもアウェイ遠征をきっかけに訪れてみる事で、その土地土地の良さを実感できる、とても良い機会だなあと改めて思った旅でした。試合の日は熱く、観光の時間はその土地土地の魅力を教えて頂く機会として、サッカーをきっかけにもっと日本の都道府県をしっていけたらと感じました。今シーズンの松本山雅のアウェイ戦はここ福岡が最終戦となりますが、早くも来シーズンもアウェイ遠征がたのしみです!

【参考】
●レベルファイブスタジアム
 〒812-0852 福岡県福岡市博多区東平尾公園2-1-1
 https://www.avispa.co.jp/game_practice/stadium

●姪浜旅客待合所(フェリー乗り場)
 〒819-0013 福岡県西区愛宕浜3-1-1
 http://port-of-hakata.city.fukuoka.lg.jp/guide/ferry_city/index.html

●能古島アイランドパーク
 〒819-0012 福岡県福岡市西区能古1624
 http://nokonoshima.com/

●のこの市
 〒819-0012 福岡県福岡市西区能古457-16
 https://yokanavi.com/spot/77113/

●noco nico cafe
 〒819-0012 福岡市西区能古島457-1
 http://noconicocafe.wixsite.com/nocomono

●シーサイドももち海浜公園
 〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜2・4丁目
 https://www.marizon-kankyo.jp/

●博多純情ラーメン Shin Shin 天神本店
 〒810-0001 福岡市中央区天神3-2-19 1F
 http://www.hakata-shinshin.com/

●博多 屋台村
 地下鉄中州川端駅周辺

●天麩羅処ひらお 本店
 〒812-0853 福岡県福岡市博多区東平尾2-4-1
 http://www.hirao-foods.net/

●東福岡高校
 〒812-0007 福岡県福岡市博多区東比恵2-24-1
 http://www.higashifukuoka.ed.jp/

Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件。(札幌編)

“スポーツツーリズム”という言葉をご存知だろうか。スポーツイベントの観戦者、参加者と開催地周辺の観光を融合させ、経済への波及効果を目指す取り組みのことだ。2011年6月には、観光庁が「スポーツツーリズム推進基本方針」を取りまとめており、地域振興への寄与が期待される。そして、言うまでもなく各地域にアウェー観戦者が訪れるJリーグは有望なイベントの一つだ。今回は、「アウェー旅行の楽しさ」をテーマに、“Jユニ女子会”主宰の浦和レッズサポーター・木下紗安佳さんに寄稿を依頼した。(写真・文 木下紗安佳)

VICTORY ALL SPORTS NEWS

Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件。(吹田編)

「アウェー旅行の楽しさ」をテーマにし大好評を博した、「Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件」シリーズ。第二弾となる今回は、大阪編です。Jユニ女子会に所属する柏レイソルサポ・下高原充子(しもたかはらあつこ)さんにレポをお願いしました(写真・文/下高原充子)

VICTORY ALL SPORTS NEWS

Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件。(茨城・鹿島編)

「Jリーグ×旅の楽しさ」をテーマに大好評を博している、「Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件」シリーズ。第三弾となる今回は、茨城・鹿島編です。Jユニ女子会に所属する鹿島アントラーズサポ・児玉弥生さんにレポをお願いしました。今回は、アウェーではなくホーム。茨城出身とはいえ東京在住の児玉さんにとっては、鹿島に行くのはホームとはいえ片道100キロ、ちょっとした旅行です。そして、カシマスタジアムまでの「よりみち」には魅力がいっぱい! さっそくご覧ください。(写真・文/児玉弥生)

VICTORY ALL SPORTS NEWS

Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件。(福岡・山口編)

「Jリーグ×旅の楽しさ」をテーマにし大好評を博している、「Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件」シリーズ。第四弾となる今回は、当シリーズ初めてのJ2観戦となる福岡・山口編です。Jユニ女子会に所属する名古屋グランパスサポ・大下ありかさんにレポをお願いしました。(写真・文/大下ありか)

VICTORY ALL SPORTS NEWS

Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件。(広島編)

「Jリーグ×旅の楽しさ」をテーマに大好評を博している、「Jリーグ観戦にかこつけた旅行が、めちゃくちゃ楽しい件」シリーズ。第五回となる今回は、広島編です。今回は初めて、いつもお世話になっているJユニ女子会さんではなく、やはりいつもお世話になっている帝京大・大山高先生のゼミ生である山田恭子さん・岸春菜さんにレポをお願いしました。関東在住の川崎サポである2人にとって、初の広島遠征は魅力いっぱいの旅になったようです。(写真・文/山田恭子・岸春菜)

VICTORY ALL SPORTS NEWS

VictorySportsNews編集部