コウチーニョの移籍金1億4500万ユーロを値下げ交渉するバルサ
執筆者:Francesc Aguilar バルサ強化部及び首脳陣は水面下で活動を続けており、その甲斐あってリヴァプールはコウチーニョの売却価格を設定している。高額であるものの、可能性を閉ざすものではない1億4500万ユーロ(約194億円)だ。 夏の移籍市場で、バルサはキア・ジューラブシャン代理人を仲介役にリヴァプールと交渉を続けていた。期限の9月1日21時30分間まで諦めなかったが、リヴァプールは最後まで首を縦に振ることはなかった。このとき、ジューラブシャンがレッズから提示された金額は2億ユーロ(約267億円)だったという。 ネイマールを2億2000万ユーロ(約297億円)で販売できたとはいえ、この金額はコウチーニョの獲得にバルサが想定していたものとはあまりにもかけ離れていた。もちろん、コウチーニョも非常に優秀な選手である。しかし、ネイマールのようなスコアラーとしての資質、そして強い影響力を備えていないことは明らかだ。 ムンドデポルティーボが調べたところ、バルサとリヴァプールはコウチーニョについてすでに何度も交渉を重ねている。アスルグラナが準備している金額は、8000万ユーロ(約106億円)の固定額に3000万ユーロ(約40億円)までの上振れを想定するものだった。アンフィールドが提示した1億4500万ユーロとはまだ大きな差がある。 しかし、交渉はまだ続いている。バルサはコウチーニョの金額を抑えるため、最後まで抵抗を続けるだろう。今夏の移籍市場でのインフレにより、そこまで驚くべき数字ではなくなってしまったものの、それでもまだ高すぎるというのが正直な感想だ。 コウチーニョの獲得は、バルサのリーガ優勝に大きな後押しとなる。今シーズンはもうチャンピオンズに出場することはできないが、それでもアンドレス・イニエスタのサポートとしてはこれ以上ない存在だ。アスルグラナの強化部もエルネスト・バルベルデ監督も、コウチーニョがバルサに高いクオリティを与えてくれると信じている。