スピースが婚約を発表 2018年は「未知の一年」
◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 事前(2日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73) 世界ランク2位のジョーダン・スピースは2018年もカパルアで一年をスタートさせる。前年のツアー優勝者だけに出場資格が付与される大会を前に、24歳は高校時代から交際していた同い年のアニー・ベレットさんと婚約したことを発表。家族が増える新年への抱負を語った。 スピースは昨年のクリスマスに、左手の薬指に指輪を通したベレットさんとの2ショット写真がSNSなどで流出。4日(木)開幕の米ツアー「トリートーナメントofチャンピオンズ」2日前の公式会見で婚約を認めた。式の日取りなど具体的なプランは明かさなかったが、両家の家族と過ごした“記念日”を「素晴らしい夜だった」と振り返った。 昨年は「全英オープン」を制し、24歳にしてキャリアグランドスラムには「全米プロゴルフ選手権」のタイトルを残すのみ。今大会も過去3度(14、16、17年)の出場で、1勝を含めトップ3を外さない屈指の相性を誇る。PGAツアー公式サイトのパワーランクは1番手に推されるが、2018年に関しては「数人の若手選手が開花のときを迎えるかもしれない。未知であり混沌とする1年になるはずだ」と推測した。 2016-17年シーズンはスピース、同級生のジャスティン・トーマス、松山英樹、世界ランクトップのダスティン・ジョンソンの4人で計15勝を挙げツアーを席巻。ジョン・ラーム(スペイン)らも台頭し、「若くて才能のある選手たちと30代のダスティン・ジョンソンとの争いは、さらに深まることになるだろう」と述べた。 昨年12月のツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」で約9カ月ぶりに競技復帰を果たしたタイガー・ウッズについても触れ、「今年の結果があまり予測できない最大の理由はタイガーが復帰する(と思う)からだ。僕にとっても興奮することだし、(タイガーの復帰が)最も意味を成すことは、ゴルフをしない人たちにとっても関心ある話ということだ」と語った。 「メジャーが待つここからの6カ月は非常に重要な意味を持つよ」と引き締める。「正直、昨年の途中まではナーバスになっていた時期があった。でも『全英オープン』を勝って自信を取り戻して落ち着いている。いまは失敗も成功もする準備が出来ているよ」と穏やかに話した。(ハワイ州カパルア/林洋平)
旧友のトーマスと練習ラウンドを行ったスピース。豪華ペアに観客は沸いた