西岡 全豪OP2年連続初戦突破
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は初日の15日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク168位の西岡良仁が第27シードのP・コールシュライバー(ドイツ)を6-3, 2-6, 6-0, 1-6, 6-2のフルセットで下し、2年連続の初戦突破を果たした。 この日の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークに成功した西岡は、得意のストロークで試合を優位に進め、第9ゲームで再びブレークしてこのセットを先取する。 ミスが増えて第2セットを落としたが、第3セットはコールシュライバーに1ゲームも与えない試合を展開し、勝利まであと1セットに迫る。 続く第4セットを落として迎えたファイナルセット、ロングラリーを制した西岡が第1ゲームでいきなりブレークに成功。その後も両者譲らぬ攻防が続いたが、西岡がリードを守り切って激闘を制した。 2回戦では、世界ランク76位のA・セッピ(イタリア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のC・ムテ(フランス)の勝者と対戦する。 22歳の西岡は、全豪オープンに3年連続で本戦ストレートイン。昨年は大会初の初戦突破を果たしたが、2回戦でR・バウティスタ=アグ(スペイン)にストレートで敗れた。 昨年4月に左脚の前十字靭帯断裂で手術を受けた西岡は、今年1月のプレイフォード・テニス国際(オーストラリア/プレイフォード 、ハード、ATPチャレンジャー)で復帰。エキシビジョンのクーヨン・クラシック(オーストラリア/クーヨン、ハード)では2勝をマークした。 その他の日本勢では、杉田祐一が第8シードのJ・ソック(アメリカ)、ダニエル太郎はJ・ベネトー(フランス)と初戦で顔を合わせる。
2年連続初戦突破の西岡良仁