全豪オープン時のエルベール
109位番狂わせ ティエム破る
男子テニスのABNアムロ 世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は17日、シングルス準々決勝が行われ、予選勝者で世界ランク109位のPH・エルベール(フランス)が第2シードのD・ティエム(オーストリア)を6-4, 7-6 (7-3)のストレートで破る番狂わせで、ATP500で初のベスト4進出を果たした。 この日、8本のサービスエースを決めたエルベールはファーストサービスが入った時に85パーセントの高い確率でポイントを獲得し、ティエムに1度もブレークを許さなかった。試合時間は1時間23分。 決勝進出をかけて、準決勝では第3シードのD・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ゴファンは準々決勝で第5シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。 25歳のエルベールは、2015年のウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード、ATP250)で予選3試合を勝ち抜き本戦入り。さらに決勝へ進出し、K・アンダーソン(南アフリカ)に敗れるも準優勝を飾った。 世界ランキングでは今年1月の73位が自己最高で、近年はN・マウー(フランス)とのダブルスで活躍。 今年2月の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対フランス(日本/ 東京、ハード)ではシングルスで内山靖崇にストレートで敗れていた。 この日、その他では第6シードのJW・ツォンガ(フランス)が第1シードのM・チリッチ(クロアチア)、第4シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)が昨年覇者のM・クリザン(スロバキア)をそれぞれストレートで破り、ベスト4へ進出している。
全豪オープン時のエルベール