ベイスたんたちは、泣きました。
おおきなこえで、泣きました。
「キヨシかんとく、くやしいの、いみ、おしえてくれたやよ!
キヨシかんとく、あきらめないの、いみ、おしえてくれたやよ!
キヨシかんとく、つおいやよ!やさしいやよ!かっくいいやよ!
ベイスたん、キヨシかんとく、やめるの、いやーーー!(びちゃびちゃ)」
うわーん、うわーんと泣いていた、そのときです。
「……あやや?」
「CSへの道は閉ざされたとて、順位が確定したわけではないで候。
ベイスターズは、ひとつでも上を目指さなくてはならぬで候」
「ベイスたん、ベイスたん……(すくっ)」
©カネシゲタカシ「キヨシかんとくが、たたかうなら、ベイスターズも、たたかうやよ!
ベイスターズが、たたかうなら、ベイスたんも、たたかうやよ!」
そうです。
キヨシ監督が、そしてベイスターズが戦うならば……。
ファンだって、最後までスタンドで戦い抜くのです。
ベイスたんは、冷ぞうこさんの「ぶつぶつこうかん機能」を使いました。
©カネシゲタカシ
いのちをけずって手に入れたのは、おおきなベイスターズの旗でした。
つよくてやさしい、すべての魂が集う、ベイスターズの旗。
「ベイスたん、ベイスターズ、ぜんりょくで、おうえんするやよ!
さいごの、さいごまで、うえをむいて、たたかうやよ!
ベイスターズ、つおいやよ!やさしいやよ!かっくいいやよ!」
いつしか夜は明けていました。
「残り8試合。応援してくれるファン、支えてくれている人たち、
みんなが俺たちの戦いざまを見ている。
今年こうして集まったこのチームの真価を見せる戦いをしよう!」
これは中畑監督の言葉です。
ベイスターズが戦うかぎり、ベイスたんも、ファンも戦い抜きます。
きょうも、あすも、あさっても。
大好きなベイスターズを、大好きなキヨシ監督を、ちからのかぎり応援しよう!