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ベイスたんたちは、泣きました。
おおきなこえで、泣きました。

©カネシゲタカシ

「キヨシかんとく、くやしいの、いみ、おしえてくれたやよ!
キヨシかんとく、あきらめないの、いみ、おしえてくれたやよ!

キヨシかんとく、つおいやよ!やさしいやよ!かっくいいやよ!
ベイスたん、キヨシかんとく、やめるの、いやーーー!(びちゃびちゃ)」


うわーん、うわーんと泣いていた、そのときです。

©カネシゲタカシ©カネシゲタカシ


「……あやや?」


「CSへの道は閉ざされたとて、順位が確定したわけではないで候。

ベイスターズは、ひとつでも上を目指さなくてはならぬで候」

©カネシゲタカシ©カネシゲタカシ

「ベイスたん、ベイスたん……(すくっ)」

©カネシゲタカシ

「キヨシかんとくが、たたかうなら、ベイスターズも、たたかうやよ!
ベイスターズが、たたかうなら、ベイスたんも、たたかうやよ!」

そうです。
キヨシ監督が、そしてベイスターズが戦うならば……。



ファンだって、最後までスタンドで戦い抜くのです。

©カネシゲタカシ

ベイスたんは、冷ぞうこさんの「ぶつぶつこうかん機能」を使いました。

©カネシゲタカシ


いのちをけずって手に入れたのは、おおきなベイスターズの旗でした。

つよくてやさしい、すべての魂が集う、ベイスターズの旗。


「ベイスたん、ベイスターズ、ぜんりょくで、おうえんするやよ!
さいごの、さいごまで、うえをむいて、たたかうやよ!
ベイスターズ、つおいやよ!やさしいやよ!かっくいいやよ!」

©カネシゲタカシ

いつしか夜は明けていました。


「残り8試合。応援してくれるファン、支えてくれている人たち、
みんなが俺たちの戦いざまを見ている。
今年こうして集まったこのチームの真価を見せる戦いをしよう!」


これは中畑監督の言葉です。


ベイスターズが戦うかぎり、ベイスたんも、ファンも戦い抜きます。

きょうも、あすも、あさっても。
大好きなベイスターズを、大好きなキヨシ監督を、ちからのかぎり応援しよう!

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カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』(ともに講談社)、『ベイスたんやよ!』(KADOKAWA)、『野球大喜利 ザ・レジェンド』(徳間書店)などがある。 元よしもと芸人。