池田氏が上梓した新刊『横浜ストロングスタイル』(文藝春秋刊)。その“仕掛人”ともいえる文藝春秋・瀬尾氏は「いろいろなことがあった2年半のことをきちんと書いておいた方が、日本のスポーツ界にとっても大事なことだと思った」と執筆を依頼した経緯を明かす。

2人の出会いは、池田氏がベイスターズの球団社長を務めていた数年前に遡る。スポーツ誌「Number」の連載が始まるタイミングでベイスターズの沖縄・宜野湾キャンプに瀬尾氏が挨拶に出向いたのが交流の始まり。瀬尾氏は、スタッフらとキャッチボールをするなど、若々しくアクティブな経営トップの姿に強い印象を受けたという。

そんな瀬尾氏が紹介したのは箱根・姥子温泉にある「秀明館」だ。宿泊する場所はなく、いわゆる日帰り温泉の施設だが「個室の休憩所にはテレビも置いておらず、川のせせらぎだけが聞こえるほど静かで、ゆっくり体を休められる」と、その雰囲気を絶賛する。

箱根神社の俗人不入の神域とされていた場所にあり、大涌谷に流れる白濁した湯とは異なる透明度の高さが特徴。晴れた日には光の加減で薄い青色に輝くほどで、その光景はまさに「清浄」という言葉がピッタリ。金太郎が目の病をここで癒したという伝説もある古くからの湯治場で、自然湧出のため日によって湯温や湯量が変わるのも、また一つの趣きといえる。
 
「酸性で少しトロンとしているお湯で、まさに『効くなあ』という感じ。非常にスッキリします。皆さんご存知のアカデミー賞俳優が、こっそりとつかりに来ているという話もあるくらいです」

保身や忖度にまみれた「日本の病」をあぶり出す池田氏の『横浜ストロングスタイル』。同著を世に送り出した瀬尾氏は“読みどころ”として、前書きと後書きに共通して記されている一節を紹介した。

どんなことがあっても、あきらめないこと。
どこかに必ず道があること。
あきらめなければ必ず何かに出会えること。
挑戦し続けることの大切さと意味。

「当たり前のように聞こえる言葉ですが、この本を読んだ上で聞くと、意味とか重さが変わってくると思うんです。ぜひとも、皆さんにはこの本に目を通していただいて、この言葉の重さを感じていただきたい。“ストロングスタイル”って当たり前のことなんだなと気付くことのできる本だと思います」

池田氏も「戦うことは嫌いです。でも、人には戦わなければいけない時がある」と言い切る。身も心も癒してくれる温泉は、“ストロングスタイル”で戦い続ける人たちにとって欠かせない安息の地でもある。



【姥子温泉 秀明館】
■住所
〒 250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根110-1

■TEL
0460-84-0026

■アクセス
車:箱根湯本駅からR1小涌谷経由R734・R735湖尻方面15Km約30分
  東名御殿場ICからR138仙石原経由20Km
バス:箱根湯本駅から「伊豆箱根バス」乗車、「姥子」バス停から徒歩3分
ロープウェイ:姥子駅から徒歩8分

■入館時間
4~11月:10時~17時(閉館18時)
12~3月:10時~16時(閉館17時)
(休館日・毎月最終木曜日、2月)

■入館料金
大人2500円・3100円(1人4時間、手拭・浴衣付、貸し座敷を含む)
子供1,100円(4歳児から小学生、3歳児以下不可)
15時以降は入浴のみ可(1800円、手拭・バスタオル付)

■公式サイト
http://shumeikan.biz
※療養のための施設のため、訪れる際は公式サイトの注意事項・案内をご確認下さい。




取材協力:文化放送

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文化放送「池田純 スポーツコロシアム!」
火曜後8・40〜50、Podcastで拡大版配信中
パーソナリティ:池田純
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~ベイスターズを改革した僕が、
 その後スポーツ界で経験した2年半のすべて~
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