ナダル 2年ぶりに芝大会へ
男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は23日にツイッターで、2008年に優勝したR・ナダル(スペイン)が2015年以来2年ぶりに大会に出場することを発表した。 ナダルは、2008年のAEGON選手権で錦織圭や元世界ランク1位のA・ロディック(アメリカ)らを下して決勝に進出。決勝ではN・ジョコビッチ(セルビア)に7-6 (7-6), 7-5のストレートで勝利してタイトルを獲得した。 これまでキャリア通算69のツアータイトルを獲得しているナダルは、クレーコートで圧倒的な実績を残しており49度の優勝を誇る。芝のコートでは4度頂点に立っており、最後に優勝したのは2015年のメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)。 昨年は6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)3回戦で痛めた左手首の故障に悩まされ、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)のダブルスで金メダルを獲得するなど活躍を見せるも、手首の怪我が完治していないことを理由に10月でシーズンを終了。 今季は、復帰戦のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)ではベスト8に進出。続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では惜しくも準優勝に終わったが、決勝戦でR・フェデラー(スイス)との死闘を演じ、多くのテニスファンに完全復活を印象づけた。 今大会はナダルの他に、昨年優勝のA・マレー(英国)、S・ワウリンカ(スイス)、すでに今季2勝をあげている好調のG・ディミトロフ(ブルガリア)らも出場予定。
全豪オープン時のナダル