#フィル・ミケルソン
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ゴルフ
マスターズに注目と熱狂をもたらした PGAとLIVゴルフの戦い
男子ゴルフの世界最高峰の大会、マスターズ・トーナメントに今年、例年にはない一つの要素が加わって注目された。サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金大会「LIVゴルフ」が昨年6月に始まって以降、初の〝ゴルフの祭典〟となったからだ。初優勝したジョン・ラーム(スペイン)以外にもパトロンと呼ばれるギャラリーを大いに沸かせたのが、最終ラウンドの猛チャージで2位に入ったフィル・ミケルソン(米国)だった。LIVゴルフに当初から参戦している52歳のベテラン。PGAツアーと対立するLIV勢として初のメジャー制覇は逃したものの、外見を含めて久々に存在感を示した。メジャー通算6勝のレフティーを中心に探ってみるとメジャーとLIVの新たな関係性が浮かび上がった。
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ゴルフ
蟬川泰果のPGAツアーデビュー〜注目される馬場咲希の行先
男子ゴルフで昨年話題をさらった蟬川泰果が年明けから米国に渡り、世界最高峰のPGAツアーへいきなり3試合連続出場を果たした。最後となったのが25日からのファーマーズインシュアランス・オープン。その陰には、契約したマネジメント会社の存在があった。どのエージェントとともに歩むかは大事なポイントで、収入面を含めてプロ生活を大きく左右する〝相棒〟でもある。
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ゴルフ
最近話題になっている高額賞金ゴルフリーグのリブゴルフって何なの?
6月9日~6月11日にリブゴルフの第1戦が英国ロンドン郊外のセンチュリオンクラブで開催されてから、「リブゴルフって何なの?」という質問を受ける機会がものすごく増えた。正直なところこちらもよく分からないので、「サウジアラビアの政府系ファンドが出資している新しいゴルフリーグが設立されたみたいですね」と曖昧な答えしか返せなかった。
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ゴルフ
ウッズが求める競技性とミケルソンが求めるオイルマネー ~大きく動き始めた世界のゴルフ界
世界の男子ゴルフ界にできたうねりが大きくなりつつある。サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」が6月に始まり、既に2戦を終えた。潤沢な資金を背景に世界最高峰といわれる米男子のPGAツアーや欧州ツアーから名のある選手を少しずつ引き抜き、従来の秩序に一石を投じた。人権問題などで国際的に批判を浴びるサウジがお金の力にものをいわせ、スポーツを介してイメージ向上を狙う〝スポーツウォッシング〟ではないかと批判の的にもなっている。ゴルフ市場を俯瞰すると、与える影響は小さくない。
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ゴルフ
“故意の反則”は非紳士的か、プロ意識か? 全米オープン、ミケルソン問題の本質とは
歴史あるスポーツのルールが、様々な問題を解決するプロセスを経て洗練されてきたこと、そしてそれを遵守することがその競技の地位を高めるために寄与しているのだとすれば、大きな影響力を持つミケルソンはやるべきではなかったと思います。 しかし同時に、スポーツの原型が娯楽であること、歴史的にもこういう議論と解決策の構築が繰り返された結果が今のルールだとすれば、全否定よりも新たなる進化のキッカケになり得るかも知れないというスタンスも有効かも知れない。
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