#森喜朗
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東京2020オリンピック・パラリンピック
称賛されるべき森喜朗の手腕~掃いて捨てられた巨星<2021年間ベスト10>
2021年、VICTORYで反響の大きかった記事ベスト10を発表。スポーツを様々な角度から捉えるハイエンド読者が興味をもったテーマ、第9位はこちら!「称賛されるべき森喜朗の手腕~掃いて捨てられた巨星」(初公開日2021年2月26日 ※情報はすべて掲載時のものです。)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
森喜朗に抱く畏敬の念~大手新聞社と大本営発表
東京五輪・パラリンピックは新型コロナウイルスへの不安が残ったまま、いつの間にか開催が既定路線になった。東京都や大会組織委員会、政府、国際オリンピック委員会(IOC)などによる6月21日の5者協議では、感染症専門家による「無観客が望ましい」との提言などなかったかのように、観客数の上限を原則的に定員の50%以内で最大1万人とすることを決定。コロナ感染の危険度アップよりも、なし崩し的にどんどん盛大なイベントへの方向に進んでいる。要因の一つに考えられるのは、大手新聞社がこぞって大会スポンサーに名を連ねている点にある。コロナ禍という前代未聞の事態を前にしても、ものの道理としてこれでは大会の再延期や中止への本格的なムーブメントは起きにくい。源流をたどっていくと、森喜朗・組織委前会長の存在感が改めて注目される。
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オリンピック
森喜朗前会長から橋本聖子会長へのバトン ~決定的な東京五輪開催
新型コロナウイルスの感染拡大に追い打ちをかけた森喜朗大会組織委員会会長の引責辞任。開幕までもう半年もないのに、東京オリンピック・パラリンピックは相変わらず揺れている。世論を見れば、中止を求める声、再延期を求める声が圧倒的で、7月の開催を現実的ととらえる人が少数派なのが現状だ。それでも大会を開催するいわゆる4者(日本政府、東京都、組織委員会、IOC)から聞こえてくるのは、「大会を開催する」という威勢のいい声ばかり。3月に入り、もう聖火リレー開始まで3週間余りとなったいま、この会長交代劇から東京オリンピックの現在地を冷静に分析する。
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東京2020オリンピック・パラリンピック
称賛されるべき森喜朗の手腕~掃いて捨てられた巨星
森喜朗が東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の座から退き、橋本聖子元大臣が就任した。 今回の一連の騒動はコロナ禍で世界中の人がストレスを受ける中、そのストレスの捌け口としてメディアリンチにより掃いて捨てられたと言ってもいいだろう。新型コロナの問題とジェンダーの問題を意図的に混同させ、オリンピック中止に追い込みたい勢力が1本とった形だ。現に、組織委員会が入居しているビルの前では、森会長辞任せよ以外に、オリンピックを中止せよと書いた看板をもって抗議している活動家もいた。
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オリンピック
迷走する戦前生まれのリーダーたち~新型コロナウイルス禍と精神論
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、1年延期となった東京五輪・パラリンピック。このビッグイベントに関わっている重要人物たちの間から、対策への遅れや危機感の欠如を露呈するような発言が相次いだ。大会組織委員会の会長を務める森喜朗氏に、選手村の村長に任命された元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏。森氏は82歳、川淵氏は83歳と高齢で、この大事な時期において老害のそしりを免れない場面が目立っている。
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オリンピック
東京オリンピックを中止にできない理由(後編)
複雑に絡み合うステークホルダーの存在、そしてIOCが倒産しないためにもオリンピックの中止が最悪のシナリオだということは前編でご紹介したとおりだ。IOCは表向き「予定通り行う」というが、出来なければ中止を選ぶかというとそれは絶対にない。であれば何が“プランB”になりうるのか? それを知るためには、まず満点のシナリオを知ることだ。後編はその満点のシナリオからキーワードを導き出し、可能性のあるプランBを検証してみたい。
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ラグビーW杯
森喜朗の千里眼~常に批判の矢面に立つスポーツ界のドン
ラグビーのワールドカップ日本大会が大盛況のうちに終わった。そんな大会のさなか、反響を呼んだSNSの投稿があった。森喜朗元首相が5年前に「新国立のこけら落としにラグビーワールドカップを外したことを後悔するだろう」「ラグビーワールドカップ開催に文句を言ってる人達の99・9%は見たことない素人。チケットが余ることなんかない」などと発言していたとするものだった。森氏といえば日本ラグビー協会元会長でW杯を日本に招致した立役者。現在では2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長も務める。建設計画が一度白紙に戻った新国立競技場問題の際など、とかくこわもてのイメージが強いが、盛り上がったW杯を踏まえてこれらの発言を見れば、先見の明の持ち主とも考えられる。今回のラグビーW杯は社会現象となり、日本中に大きなインパクトを与えた。
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ラグビー
サンウルブズを振り返って。不明瞭な思惑に振り回された4年間
ラグビーワールドカップ日本大会の開催を間近に控えた2019年6月、日本唯一のプロクラブであるサンウルブズが国際リーグのスーパーラグビーでの4季目を2勝14敗で終えた。4季通算戦績は8勝53敗1分となった。
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ラグビー
サンウルブズのスーパーラグビー除外&森喜朗・日本協会名誉会長退任。日本ラグビー界はどこへ向かう?
国際リーグのスーパーラグビーから、日本のサンウルブズが除外された。正式にアナウンスされる数日前、クラブを運営する一般社団法人ジャパンエスアール(JSR)の渡瀬裕司CEOはシンガポールにいた。遠征中だった選手やスタッフに対し、今度の決定を英語で説明したという。