初日はパットで2打近く稼いだ石川遼。ティショットも悪くはない
朝イチのOBから…石川遼は1オーバーでねばる
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 初日(1日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392 yd(パー72) スタートホールの1打目にOBを打ちながら、石川遼は1オーバー「73」の48位で初日を終えた。15番、16番の連続バーディで一時は1アンダーまで伸ばしたが、上がりの17番、18番の連続ボギーで1オーバー。「スコア的にはもっと悪くてもおかしくない内容。最後2ホールというよりは、全体的にアイアンのミスが多かった」と課題を挙げた。 朝一番の1Wのティショットは、大きく右に出て、さらに右へと曲がっていった。だが、打ち直した3打目をフェアウェイに置くと、残り160ydの4打目をPWで90cmにつけて“OBバーディ”の「5」で耐えた。以降は14番までパー行進。3、4mの微妙なパーパットを幾度も沈め、「パットが一番良かった」と振り返った。 この日のフェアウェイキープ率は14分の11で78.6%。「良いティショットが打てた時点で、バーディチャンスと思ってしまうところがある。そこら辺の警戒心がないのかな」と反省する。「単純に芯に当たっていない。先の方だったり、厚く当たったり。それが許容範囲じゃないからズレてしまう。打点のブレがあった感じ」と、自身のミスを分析した。 それでも「ドライバーからパッティングまで“光”的なものはある。自分でやっていて、良い感じだなと思う」とポジティブだ。午前スタートとなる2日目、その感触を結果に残したい。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)
初日はパットで2打近く稼いだ石川遼。ティショットも悪くはない