
野球
高野連は球児を裁くべきでない。“部外者”が教育に口を出す愚
残念なことに、高校球児が絡む不祥事がたびたび報じられます。しかし、そこで日本高等学校野球連盟(以下、高野連)が「処分」を下すことに、どれほどの正当性があるでしょうか。本来、子どもの教育は親と学校、部活の指導者が責任を負うべきことでは?(文=大島和人)
プロフェッショナル・スポーツ・ブロガー 2017/08/03 00:49
かつては高野連というのは異常な団体だったかもしれない。しかし、今は一周まわって、むしろ世間がこうした体質を望んではいまいか。無限に責任を追及し、テレビ番組で不祥事があればそのスポンサーに対して「何故このような悪質な番組をスポンサードするのか」というクレームが飛び、芸能人が不祥事を起こせば出演番組が放送できなくなる。そのような環境にある朝日新聞や毎日新聞が主催者となっていれば、むしろより強硬に高校野球の清廉性を守ろうと動くのは不思議なことではない。息苦しいが、それが世の流れなのかなと思う。「誰が見ても安心で幸福なもの」しか人前に出てはいけないようになってきている。
もっと読むfangate(株) 代表取締役/一般社団法人日本スポーツマンシップ協会理事 2017/08/03 16:56
この記事が高野連への批判だとしたら正直ピンと来ない。加盟している団体が定めた規則に従うのは当然だと思う。ただ規則が今の時代に即していないのであればそれを変える議論をすべきだとは思う。むしろ、この記事で子供の教育は親と学校と部活の指導者が責任を負うべきと決めつけている事に違和感を覚える。親はそうだろう。学校もある制限の中でそうだろう。しかし部活の指導者はどうだろうか?学校の部活動とは任意団体だと思うし、所属するかも自由だ。そこの指導者は学校のオフィシャルな業務で対価や時間管理、所属部員の怪我等への責任、指導目標、それらが校則の一部として明確にされているのだろうか?それ無しで所属部員の教育に親や学校と同じレベルで責任を負わせることは出来ないと思う。
もっと読むスタンフォード大学フットボールコーチ 2017/08/08 13:17
人気スポーツである、高校野球の実質的な運営特権を高野連が握っているという構造上の問題だと思われる。決して、同意はできないが、その構造上、裁きを下されてしまうのは、しかたないのか・・・とも思う。問題は、連帯責任や、元部員の不祥事も取り上げてしまうことではないか?通常の裁判で、判決の理由に大きく関わるのが判例であるように、狭い連盟の密室で決められる、それぞれのケースに対する判断は、今までの判例にならって、決められてしまう。時代や、人々の価値観は、まるで無視して。くだらない処分を決めている時間があるなら、投手の投球数の制限等、世界の青少年スポーツの標準に少しでも近づける努力をしてほしいものである。とにかく。まずは、高野連の組織改革が急務なのではないか?
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