プライベートで大きな問題がありました
――今日の試合の感想を聞かせてください。
「みなさん。温かい歓迎をありがとうございます。昨日も言いましたが、この試合は日本国民全員に重要な試合でした。そして彼ら全員の勝利だと思います。
日本国民のことを考えますと、私は熊本の方々のことを思い出します。彼らにW杯出場を決めると約束しました。そしてジャーナリストのみなさん、もしかしたら全員に対してではないかもしれません。中には私に早く出て行ってほしいと思っているひとがいるかもしれません。私は残るかもしれませんし、残らないかもしれません。でも、私はこのグループをたたえたいと思います。
今晩見せた姿に私は誇りを感じています。たくさんの困難な状況がありました。しかし、英雄のような姿をみせました。相手もビッグチームで、質の高いチームでした。基準となる試合になったと思います。今晩の選手たちの姿に誇りを感じています。若手を信頼して使うべきだと思っていますが、それが正しいと見せられたと思います。日本サッカーにも良いことかなと思います。
選手のあとに、スタッフもたたえたいと思います。コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、たくさんのスタッフが長い間、努力して仕事をしてきました。みなさんと接している人たちもたくさんいます。そして会長、西野技術委員長にも感謝したいと思います。全員がほっとしていると思います。この勝利を日本国民全員にささげたいと思います。このチームにみんなが誇りを感じているということは、過去にも言いました。そして、このチームが好きな人、日本が好きな人、日本の方々は今日の選手たちに誇りを感じているはずです。
個人的には、実は私は、プライベートで大きな問題がありました。みなさん、ご存じないかもしれませんが、私はその問題があることで、この試合を前に、帰ろうかなと思っているくらい、大きな問題です。ただ、それはサッカーと関係ないことです。
私はこのチームを応援している方々に責任もあります。批判が始まったときも、私はより力強くやってきました。それが私の性格です。これで皆さんもほっとされたと思いますが、もう少し早いタイミングで決めておきたかったというのが本心です。今までのゲーム、すべてで勝利を収めていれば、ミスを犯していなければもっと早いタイミングで決まっていました。
そして、みなさんたくさんのことをお聞きになりたいと思いますが、先ほど言ったプライベートの問題があるので、今現在、この時点で皆さんの質問に答えきれないことを申し訳なく思います。そして書くべき選手がたくさんいますので、選手のことをたくさん書いてあげてください。そして、本日、みなさんに拍手で迎えてもらいましたが、これは二度と忘れることがないでしょう。たくさんのことが消えるかもしれませんが、これは忘れられません。そして本日、私の発言が議論の下になってはいけないと思います。すみません。ありがとうございました」
<了>