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「走れる=良い選手」なのか? 専門家に訊くスポーツデータの見方、初歩の初歩

映画「マネーボール」が公開されて以来、スポーツの現場で様々なデータの利活用が行なわれるようになった。テレビを中心としたメディアも、中継時に多くのデータを提供している。ただそのデータの多くは、専門的な見地から見るとあまり役に立たないものが多い。そもそも、「本当に役に立つデータ」と「役に立たないデータ」の違いとは何なのか? データ分析の専門家である吉原幸伸氏に執筆を依頼した。(文:吉原幸伸)

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コメント(6)

  • 144
    加藤未央

    タレント 2017/10/26 12:13

    日本代表監督がオシム監督だったとき、当時の遠藤保仁選手の運動量がとても上がったのにはびっくりしたなぁ。
    走行距離や運動量は監督の方針に由来するように思います。わかりやすい例でいうと、ペップの下の選手。

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  • 26
    森本美行

    fangate(株) 代表取締役/一般社団法人日本スポーツマンシップ協会理事 2017/10/25 09:16

    吉原さんの記事データに光を当てるという点では良いと思ったが、読ませて頂いてしっくりこない部分があったので自分なりに整理してみた。
    トラッキングデータに関して、総走行距離はトラッキングデータの最も表層的なデータでJリーグでランキングとして紹介しているのはこのチームはこれだけ走っているんだと言う興味喚起だと思う。1位の鳥栖と10位のFC東京でものすごく走行距離に差があるように表現しているが、その差は3%強だ。トラッキングデータを取る目的はコンディショニングチェックとあるが、それが丸で無いとは言わないが、実は戦術の分析にも活用されている。トラッキングデータは走行距離(スピード毎、初速、スプリント回数、方向等)細分化されていて希望するチームにはそのデータが提供され、いつ?何の目的のためのスプリントか?分析されている。
    量的データと質的データという区分は自分はまりせず主観的情報と客観的情報=データという分け方をすることが多いがこの記事での量と質は少し違和感を感じた。質的データで扱っていた日本代表の予選突破条件は、5番目に書かれている日本代表の予選順位、グループ内外の勝点という事実のデータが必要だ。
    日本代表に選ばれている選手にはどのような選手がいるのかはまさに事項の「選ばれている選手の記録」つまり所属チームの成績、過去の代表歴等のデータによって紹介されることが多い。
    量的データで扱っている、W杯アジア予選の初戦で敗れたチームは過去一度も予選を突破していない=W杯アジア予選の初戦で敗れたチームの予選突破確率0% 、大迫勇也選手の先発時の勝率等は事実から特定の目的のためのデータに変換しているので質的データに思える。 一方、日本代表チームの各選手の直近のゲームでの成績はそこでのデータを元にした評価という事で無ければ単なる事実なので質的なものではないと思う。
    OPTAが世界最大手のデータプロバイダーがそうでないかはさておき、酒井宏樹選手のデータの読み方について見てみたい。もちろんデータ分析に答えは無いので吉田さんの見方が間違っているという意味ではない。日本代表のアジアでのパスの成功率は85%前後なので緑のラインが多い事は当たり前でそれが圧倒的貢献度とは言えない。チームが彼に何を求めたかによるが、失敗を表す赤いラインが前方向へのパスが殆どであることと、BOXへのパスが成功、失敗を問わずほぼ無いことがこのデータから読み取るべき事だと思う。サイドバックがサイドの起点となって前の選手を生かすことが彼の役割だとしたら赤いラインは、それが不十分だったことを示す。高い位置で最後の仕事をすることが求めらていたとしたら、その仕事は出来ていなかったことになる。組み立てに貢献していたかどうかはこの図ではなく、緑のラインの延長線上(次、あるいは次の次のプレー)がシュートチャンスに結び付いていたかどうかを見る必要がある。自分はこのような普段目にすることの無いようなデータがどんどん紹介され、それについて語る人が増えてくることが重要だと思う。

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  • 41
    Daisuke Sawayama

    VICTORY編集部 2017/10/24 11:44

    情報分析のプロである吉原さん( @grapodotnet)に、スポーツにおけるデータ分析初歩の初歩を執筆いただきました。ぜひ!

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