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みんなでいっしょに行けると思ったのに、
残念ながら、ベイスたんの一人旅になってしまいました。

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テレビさんも、冷ぞうこさんも、ほんとうはハマスタに行きたいのです。
そして、ベイスたんと、一緒にいられないことが、つらいのです。

「ベイスたん、ベイスたん…(ぷるぷる)」

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「ベイスたん、はますた、いきたいやよ!
ベイスターズ、だいすきやよ!」

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そのことがどんなに大変なことか。
誰よりもわかっているのは、ベイスたんです。
それでも、ベイスたんは、おともだちを大切にしました。
ほんとうに、つよくて、やさしい存在だね。

ベイスたんたちは、泣きました。
大きな声で、泣きました。

ただ、時間は待ってくれませんでした。

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おや…。
どこかで聞き覚えのある声です。

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「あっ、あっ!ノジマの おばなてんちょうやよ!」

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カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』(ともに講談社)、『ベイスたんやよ!』(KADOKAWA)、『野球大喜利 ザ・レジェンド』(徳間書店)などがある。 元よしもと芸人。