静岡県に到着したベイスたん。
ここはミカンの産地としても有名です。
「ベイスたん、はますためいぶつ、おみかんのこおり、たべたいやよ!
でも、たべれへんやよぉ~!(ぺくぺく)」
ベイスたんは、ハマスタ名物「みかん氷」に興味津々です。
でも、ベイスたんがたべることができるのは、
しろいおほしさまと、シウマイと、しじみのみ。
「……ちょうせんするやよ!(ドキドキ)」
「あ、あ、むしろ、こうつごうやよ!」
そう、ハマスタの「みかん氷」は、かき氷の上に
みかんの缶詰をシロップごとかけたスイーツなのです。
ベイスたんは、おじさんに空けてもらったミカンを、
恐る恐るおくちに運びます。
「(ぱくっ…)あ、あまくて、すっぱくて、うまうま…」
ところが。
これはいけません、おいのちメーターがへっちゃった!
やっぱりベイスたんの身体はミカンをうけつけないようです。
「あややぁ、おみかんのこおり、あきらめるやよぉ~(しょぼん)」
そこに、若者たちが通りかかりました。
どうやらベイスターズファンのようです。
「ベイスターズ、おみかんのチームやよ!
つつごうせんしゅと、くによしせんしゅも、おみかんやよ!
ベイスたんも、おみかん、たべうーー!!」
「うっ…うっ……」
©カネシゲ タカシあれあれ、たべられたみたい!
どうやら、ミカンと氷の組み合わせがベストマッチだったことと、
なによりベイスターズへの強いあこがれの気持ちが、
「みかん氷」をたべることを可能にしたようです。
よかったね、ベイスたん!
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