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【7月11日(木)】

この日勝って、このカード勝ち越しといきたいところでしたが…
カープ・新入団のキラ選手にまたしても打たれてしまいました。

©️カネシゲタカシ

劣勢のなかでとびだした、石川キャプテンの意地の一発だけが、
ベイスたんをこころのよりどころでした。



【7月12日(金)】

朝からおほしさまを1つたべて気合十分のベイスたん。
さっそく甲子園に旅立つ準備をします。

ところが……

©️カネシゲタカシ

「おほしさまと、シウマイが、なくなっちゃったヨ!
 そろそろ遠征ハ、がまんシテ、ベイスたん!」

「いややよ!いややよ!」

「これハ、キャプテンめいれいだヨ!」

「いややよ!いややよ!(じたばたじたばた)」


ベイスたんは、ものすごい勢いで駄々をこねます。


「ベイスたん、ベイスターズを、おしたいもうしあげとるやよ!
いつ、いかなるときも、ベイスターズの、おそばに、おいてほしいやよ!」


“お慕い申し上げる”なんて言葉、いつ覚えたのでしょうか。

とにかくベイスたんは、ベイスターズを応援することに関してだけは
なにひとつ譲ろうとしません。

それは、命をかけてハマスタにやってきたベイスたんにとって、
至極当たり前のことなのでした。

©️カネシゲタカシ


テレビさんの心配をよそに、甲子園にやってきたベイスたん。
ですが、試合の結果は…

©️カネシゲタカシ

なんとも、残念!
初回の攻防が全てとなってしまった悔しい一敗です。


でも、2度目の先発となったコーコラン投手が、
前回よりも良くなった投球を見せてくれたよ。

これからどんどん調子を上げて、
ベイスターズの救世主になってくれるといいね、ベイスたん!



今日はもう一度更新があります。
お楽しみに!

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カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』(ともに講談社)、『ベイスたんやよ!』(KADOKAWA)、『野球大喜利 ザ・レジェンド』(徳間書店)などがある。 元よしもと芸人。