#甲子園
-
野球
投手?野手?熟練スカウトの想像を超えた大谷翔平の二刀流
大谷翔平はWBCで投打に渡る活躍を見せて優勝に導き、大会MVPにも選出された。今や世界一と言える選手になったが、これほどまでになることを誰が予想したことだろう。高校時代を知るプロスカウトたちの見立てを大幅に上回った大谷翔平の成長ストーリーを振り返る。
-
野球
“ペッパーミル”では伝わらない本当の意味―ヌートバーが持ち込んだペッパーグラインダー
野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で躍進を遂げた日本代表で、一気に注目の的となったのが、こしょうをひくような動きの「ペッパーミル・パフォーマンス」だ。海外では「ペッパーグラインダー」の呼び名が一般的で、日系のラーズ・ヌートバー外野手が米大リーグ、カージナルスで行っているポーズを代表に持ち込んだ。大会前の強化試合から大谷翔平(エンゼルス)をはじめ選手たちの間で広まり、安打やホームランの時にはこぞって両方の拳を重ねて左右にひねる。一つの動作が「侍ジャパン」の一体感を醸成させ、組織力がアップ。日本社会にポジティブな新風を吹き込んだ。
-
野球
甲子園での神整備は事業の一部 スペシャリスト軍団・阪神園芸の正体とは<2021年間ベスト10>
2021年、VICTORYで反響の大きかった記事ベスト10を発表。スポーツを様々な角度から捉えるハイエンド読者が興味をもったテーマ、第4位はこちら!「甲子園での神整備は事業の一部 スペシャリスト軍団・阪神園芸の正体とは」(初公開日2021年8月25日 ※情報はすべて掲載時のものです。)
-
野球
【VICTORYクリニック】高校球児にも幹細胞治療は有効?医師が考える高校スポーツの新たな価値観<2021年間ベスト10>
2021年、VICTORYで反響の大きかった記事ベスト10を発表。スポーツを様々な角度から捉えるハイエンド読者が興味をもったテーマ、第10位はこちら!「【VICTORYクリニック】高校球児にも幹細胞治療は有効?医師が考える高校スポーツの新たな価値観」(初公開日2021年6月9日 ※情報はすべて掲載時のものです。)
-
野球
村田兆治、男性アスリート部門で「HEROs AWARD 2021」受賞!ついにドラフト指名選手が誕生した社会貢献活動「離島甲子園」とは?
スポーツやアスリートの力が社会課題の解決を加速させることを社会に可視化・発信するために、社会貢献活動に取り組むアスリートを表彰する「HEROs AWARD 2021」。その表彰式が、12月20日に都内で開催された。男性アスリート部門賞を受賞した「離島甲子園」の提唱者で、元プロ野球選手で野球解説者の村田兆治氏に話を聞いた。
-
野球
野球を愛する女性のリアル。女子野球選手が考える「女子野球の未来」とは。
日本において野球はメジャースポーツだ。男子に限らず女子野球も盛んだ。全日本女子野球連盟によると約2万1千人の女性が野球を楽しんでいる。毎年女子高校生の全国大会が開催され、現在40の高校が連盟に登録しているのだ。因みに筆者が取り組んでいる女子ラグビーの選手人口は約5千人ほど。 ここまで聞くと日本の女子スポーツを牽引し、華々しく活動する印象を与える。しかし、実情は大きく違うようだ。女子プロ野球リーグの事実上の消滅。逼迫したクラブ運営、生活費を捻出するためにアルバイトをせざるを得ない選手たち。 今回、女子硬式野球のクラブチームに所属する里綾実選手と山崎まり選手に女子野球のリアル」についてお話をうかがった。女子選手が置かれたリアルな立場、そして可能性を探った。
-
野球
1年目の奥川を間近で見てきた五十嵐亮太が見る、活躍の要因。力を発揮しやすい環境が今のヤクルトにはあった。
阪神とのデッドヒートを制して、2015年以来、6年ぶりのセ・リーグ王者に輝いたヤクルト。その最大の勝因は投手陣にある。昨年はリーグワーストの4.61だったチーム防御率は、今季はリーグ3位の3.45と劇的に改善。計149ホールドでリーグ新記録を樹立した救援陣はもちろんのこと、昨年は計17人を起用して26勝しか挙げることのできなかった先発陣が、今年は12人で合わせて49勝を挙げたのも光った。
-
野球
甲子園での神整備は事業の一部 スペシャリスト軍団・阪神園芸の正体とは
無観客に長雨…。コロナ禍と天候不順に悩まされながら開催中の第103回全国高校野球選手権大会で、黒子役が注目を集めている。絶望的なまでに水没したグラウンドを見事に整備する、阪神園芸の仕事ぶりだ。五回2死満塁から2時間22分の中断の末、ノーゲームになった19日の第1試合、近江ー日大東北の後だった。まだ小雨は降っていた午後1時半ごろから、スタッフがグラウンドにあらわれた。
-
高校野球
PC画面越しに見つめる球児たち 様変わりした2021年夏の甲子園取材
甲子園の取材は朝が早いのが常だが、今年はとりわけ早起きを強いられる。8月13日午前6時、大会本部から各社の高校野球記者へメールが配信された。「夏の高校野球取材の皆さま (13日6時00分発表)13日の大会第3日を順延。天候不良のため、8月13日に予定していた大会第3日の4試合を14日に順延します。2日続けて順延になるのは、第96回(2014年)の開幕日が2日順延になって以来です。3回戦と準々決勝の間に予定していた「休養日A」をなくします。決勝は8月27日(金)です」
-
公営競技
なぜ郡司浩平は「競輪選手」という勝負の世界に足を踏み入れたのか
約2200名のプロ選手が、ピストレーサーに乗り、スピードとテクニックを競う「競輪」。その最上位ランクはS級S班と呼ばれ、9名しか選ばれない。郡司浩平選手は2年連続でその地位に就くトップレーサーの1人。抜群のスピードを武器に、昨年は初のG1タイトルも獲得した。そんな郡司選手が「なぜ競輪選手という職業を選択したのか」。その原点を、振り返る。
-
野球
【VICTORYクリニック】高校球児にも幹細胞治療は有効?医師が考える高校スポーツの新たな価値観
靭帯や関節の炎症への効果が実証され、一部は保険診療の適用も可能になっている幹細胞治療。プロスポーツの世界でも、日常的なケアに取り入れる選手が増えている。あらかじめ自らの脂肪細胞から醸成した幹細胞を準備し、試合や練習後に患部へ投与することで炎症の治癒を促進させるという。素早い回復を必要とする競技といえば高校野球、甲子園球児たちの存在が浮かぶ。今年の選抜甲子園大会では1週間に500球の球数制限が設けられたものの、成長過程の体への負担は大きい。お茶の水セルクリニックで整形外科の治療にあたる、東京大学大学院医学系研究科 整形外科准教授 齋藤琢医師に、若年層への幹細胞治療適用の是非を伺った。
-
野球
メジャーリーグに挑む有原航平の原点「野手が守ってやりたいと思うピッチャーになれ」
2020年のシーズンオフ、北海道日本ハムファイターズからポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指した有原航平。かつてダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)や上原浩治(元読売ジャイアンツなど)がプレイしたテキサス・レンジャーズと2年総額620万ドル(約6億5400万円)で契約を結び、ローテーション投手としての活躍が期待されている。
-
ラグビー
【山田章仁インタビュー】Vol.1 「学生が活躍できるように」Glocal Scoutsという取り組み
U17, U19, U23の日本代表を経験し、2013年からは日本代表に選ばれ、2015年のラグビーワールドカップにも出場しトライを決めるなど、輝かしい経歴を持つラグビー選手の山田章仁選手。今も現役の選手として活躍する一方、Glocal Scouts(通称GS)という取り組みを立ち上げ、複数の競技にわたって学生アスリートをサポートする活動を行なっている。今回は、そんなGSについて山田選手が語ってくれた。
-
野球
1億円プレーヤー村上宗隆と2200万円の清宮幸太郎~3年目終了時のシビアな差
プロスポーツの世界は報酬額が一つのステータスで、世間に懐事情がさらされる特殊な環境だ。夢がある半面、シビアな世界でもある。日本で最も注目されるのがプロ野球の契約更改だろう。今年は実力主義の厳しさを感じさせる象徴的な場面があった。日本ハムの清宮幸太郎とヤクルトの村上宗隆。同学年の大砲2人は同じ2017年のドラフト会議を経た同期。ともに1位指名だったが、村上は清宮の“外れ1位”の立場だった。それから3年。くしくも同じ12月7日に契約更改交渉に臨んだ両者は、今やすっかり立場が逆転し、年俸の面でも大きな開きが出た。積み重ねた日々の残酷さでもあった(文中の金額は推定)。
-
野球
〝宝塚〟と野球界に共通する風習
宝塚歌劇団のスターを数多く育ててきた宝塚音楽学校が、長年続く生徒間の指導内容を見直したということがニュースになったのは今年9月のこと。本科生(2年生)への返事は原則、「はい」「いいえ」などの言葉に限定されていたし、ルール違反をした予科生(1年生)が本科生に謝る際に「連続謝り」というものがあったという。さらには、先輩が乗っているかもしれない阪急電車にあいさつするという不文律もあった。これらは今回の決定によって廃止されることになったが、107年の歴史を誇る宝塚音楽学校には、表には出ないさまざまなルールや書かれていない決まり事がほかにもたくさんあるはずだ。
-
野球
早稲田で〝初優勝〟した小宮山悟監督が求めるもの
2019年1月1日に早稲田大学野球部の監督に就任した小宮山悟。2015年秋を最後に優勝から遠ざかり、2017秋には最下位(リーグ5位)に沈んだ名門の再建を託されたとき、選手たちに求めるものについて、こう語った。 「勝負なんだから厳しいのは当たり前です。厳しい練習をするのもそう。チーム内にライバルがいて当然ですし、そのライバルに負けないようにするためにはどうするか。より多くバットを振る、たくさん走って、投げて、25人のベンチ入りメンバーを目指して必死にもがくのが正しい姿。早稲田のユニフォームを着て神宮球場でプレーすることの重みを感じてほしい」
-
野球
「期待はずれのドラフト1位」の正念場
プロ野球は実力の世界だから、入ってしまえばドラフトの指名順位は関係ない……とは言われるが、指名順位によって球団や関係者の扱いが異なるのは当然だろう。入団するときの契約金も違えば、年俸にも大きな差がある。さらに、表に出ない約束事がいろいろあると噂で聞く。実際に、「親会社で引退したあとの生活を保障する」という例はあった。
-
高校野球
「甲子園」のなかった夏に球児たちは何を得たのか?
夏の甲子園の中止が決まった時には、高校球児にとっての「最後の夏」がどうなるのかと心配された。しかし、47都道府県すべてで独自大会が行われた。優勝チームを決めるトーナメント方式を採用したところ、途中で打ち切りになったところ、7イニング制で行ったところとさまざまではあったが、球児たちは一応の区切りをつけることができた。8月半ばには、春のセンバツに出場が決まっていた32校が甲子園に集まり「甲子園高校野球交流試合」が開催され、無観客の〝聖地〟で熱い戦いが繰り広げられた。