サーフィンやダイビングといったマリンスポーツをこよなく愛する池田氏だが「ダイビングをやる人の憧れの地」と語るのが“絶海の孤島”青ヶ島だ。住所は「東京都」ながら、とにかく日本の離島でも最高峰といわれるほどアクセスの難度が高いことで知られている。
本州からの直行便はなく、八丈島からのヘリコプターは1日1便。定期船も海が荒れると入港できず、就航率は50〜60%。島の玄関口である青ヶ島(三宝)港では、漁船の船着き場が陸にあるため、出航の度に備え付けの大きなクレーンで漁船の吊り上げを行うのだそう。

一方で、2014年には米国の環境保護NGO「ONE GREEN PLANET」による「死ぬまでに見るべき世界の絶景13」に日本から唯一選ばれるなど世界からも注目を集めており、池田氏は「手つかずの大自然が素晴らしい」と絶賛する。

そんな青ヶ島にあるのが「ふれあいサウナ」。池之沢地区にある噴気の出る穴「ひんぎゃ」(島の方言で“火の際“)を利用した天然サウナで、休憩室、サツマイモや玉子をふかせる地熱釜などもあって島民の憩いの場となっている。温度は自然の熱であるため日によって変わるものの約60度前後。上がり湯用の浴槽、シャワーも完備している。

地熱窯/(C)青ヶ島村役場地熱窯でふかしたさつまいも/(C)青ヶ島村役場

「ここはなかなかすごいんですよ。火山島なので、島のあちこちから噴気が出ていて、その地熱を利用したもので、フィンランドやノルウェーのサウナを思わせる施設です」。自然の地熱蒸気を利用しているため、温泉法第2条による温泉として認定されており、霧状になって皮膚に染み込むことから、リラクゼーション効果と美肌効果に優れる。

また、池田氏が「香り高くて、おいしいんです」とイチ押しするのが、青ヶ島の焼酎・青酎(あおちゅう)だ。手作りで希少価値が高い“幻の焼酎”で、オークションやネットショップでは高値で取引されることもしばしば。「青酎を飲みながら、くさやを食べて過ごす。これがお勧めする青ヶ島での夜の過ごし方ですね」。ダイビング、青酎、くさや、ふれあいサウナ。伊豆諸島最南端の有人島には、苦労して上陸した分だけの喜びと、ここでしか味わえない貴重な体験が待っている。



【青ヶ島 ふれあいサウナ】
■住所
〒100-1701 東京都青ヶ島村無番地

■TEL
04996-9-0203

■アクセス(八丈島→青ヶ島)
船:伊豆諸島開発の連絡船「あおがしま丸」で約3時間
ヘリコプター:「東京愛らんどシャトル」で約20分 ※365日運航、乗客定員9名

■営業時間
平日:16時~20時(入館は19時まで)
土・日・祝:14時~20時(入館は19時まで)
定休日:第1・3・5水曜日

■料金
300円

ふれあいサウナ/(C)青ヶ島村役場

取材協力:文化放送

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VictorySportsNews編集部