イベントを主催するBodiesは、「楽しみながらキレイになる」をコンセプトに、サーキットトレーニングなどの女性向けフィットネスプログラムを提供している。2008年ごろから女性限定のランニングイベントを開催しており、昨年から新企画「Tokyo Women’s Fes 2025」をスタートさせたという。
当日は澄み渡る青空の下、皇居周辺にライトグリーンのTシャツを身につけた女性たちが集結。ランニング初心者から日常的に走る女性まで層は幅広く、準備体操を終えると、5kmと10kmの部に分かれて桜田門を出発した。
コースは、大手門や竹橋、半蔵門など皇居をぐるりとまわる道のり。「タイムは気にせず、“笑顔”で“マイペース”に」をテーマに、参加者たちはスタッフに手を振りながら、思い思いのペースでショートランを楽しんだ。
ゴール後、参加者たちはアフターパーティー会場となる住友生命「Vitality」プラザ 銀座Flagship店へと移動した。銀座の中心地にあるこの場所では、Vitalityをより多くの人に知ってもらうため、さまざまな体験型イベントを行っている。
そもそも「Vitality」とは、南アフリカ・ディスカバリー社が開発した、健康増進プログラムを組み込んだ生命保険サービスだ。
健康診断、がん検診を受けたり、ウォーキングなど決められた運動を行ったりすることでポイントが蓄積され、年間の累計ポイントに応じてステータスが判定される。ステータスに応じて、保険料が割引されたり、特典(リワード)を受け取ったりできる。つまり、健康のために生活習慣を改善すれば、お得になる--というものだ。
Vitalityは世界41の国と地域で展開されており、日本では住友生命が独占契約を結んでいる。住友生命では、保険加入とともに利用できる標準プラン(保険料とは別に月額880円)に加えて、気軽に健康増進に取り組める「Vitalityスマート」(月額330円)、最長4週間無料で試せる「Vitality体験版」を用意している。
住友生命「Vitality」プラザ 銀座Flagship店の岩澤未来店長は、「ランニングを通じて身体を動かす楽しさを知ってもらうというイベントと、Vitalityの仕組みには親和性がある。健康コンテンツの体験を通じて、このサービスの価値を知ってもらいたい」とイベント協賛の理由を語る。
会場に到着した参加者は、岩澤店長らスタッフから「おつかれさまでした!」とねぎらいの声と拍手で迎え入れられた。
フィニッシャータオルとガーベラの一輪ブーケを受け取り、会場内に進むと、「米粉のキャロットケーキ」や「塩麹マリネの鶏ソテーとバルサミコきのこ」など、ヘルシーなプチブッフェが並ぶ。どれもやさしい味わいで、ランニング後の疲れた身体に心地よく染みわたるメニューだ。また、ロカボナッツやプルーンなど、協賛企業による提供品も用意された。参加者は談笑しながら、ケータリングでリフレッシュし、エネルギーを補給していた。
中でも参加者の関心を集めたのが、体成分分析装置「InBody」の無料測定コーナーだ。InBodyは、筋肉量やタンパク質量、ミネラル量、体脂肪量を詳細に測定できる装置。筋肉量と体脂肪量は、左右の腕、脚、体幹の“どこ”に“どれだけ”付いているかまで数値化できる。銀座Flagship店では、普段から来店者にむけて無料測定を行っているという。
測定は、台に乗ってバーを握るだけで、15秒ほどで完了する。参加者は、印字されたデータをもとに、筋肉量が不足している部位や栄養状態についてフィードバックを受けていた。
日頃から運動している人にとっては、筋肉がちゃんと付いているのか、水分バランスはどうなっているのかなど、自身の身体の“中身”を可視化することで、今後のトレーニング目標を立てやすくなったようだ。運動初心者にとっても、自身の身体に目を向けるよいきっかけとなったに違いない。
アフターパーティーの最後には、プロテインドリンクや導入美容液のサンプル、リフレッシュミストなど、協賛企業から提供されたアイテムが袋いっぱいに詰められ、参加者に手渡された。ランニングイベント、その後のパーティーの内容、プレゼントも含めて、満足度の高いイベントになったのではないだろうか。
「Tokyo Women’s Fes 2025」は、皇居ランとアフターパーティーを通じ、身体を動かす楽しさと健康への関心を高める一日となった。「InBody」での無料測定などさまざまな体験の中で、参加者は自身の身体と向き合い、今後の健康づくりのヒントを得たことだろう。