#オールスポーツ
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スケートボード
堀米雄斗が地元の地で逆転V。10代の活躍も光った新スケボー国際大会「UPRISING TOKYO」
国内最大級のスケートボードの国際大会「UPRISING TOKYO Supported by Rakuten」が5月26日から28日の3日間に渡って、東京の有明アリーナで開催された。大会の目玉だった堀米雄斗(24歳)が、競技部門の決勝の3本目でトリックを決めて逆転優勝という劇的な展開に会場が盛り上がった。また、女子の優勝の上村葵(14歳)、ベストトリック部門の男子1位・濱村大征(16歳)、女子1位・前田日菜(18歳)など10代の活躍が光った大会となった。会場内には、スケートボードの歴史や70年代にアメリカで活躍した久保正吾さん(故人)を紹介するコーナーが置かれたり、書道家の憲真さんの作品やプロデュースしたアート作品で大会を彩った。
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ボクシング
バンタム級モンスター・トーナメント開催!破格の賞金は誰の手に!
1000万円の賞金がかけられたバンタム級トーナメントが5月20日に開幕した。昨年12月に井上尚弥が世界バンタム級の全王座をまとめたのを記念し、井上の所属する大橋ジムが企画した大会だ。その名も「井上尚弥4団体統一記念杯 バンタム級モンスター・トーナメント」。 7名の日本人バンタム級ボクサーがエントリーし、5月の初戦を皮切りに、年内に準決勝(8月30日)、決勝(12月26日)と行って優勝者を決めるというもの。相場以上のファイトマネーとは別に、優勝賞金1000万円が贈られるとあって話題になった。日本のこの手のトーナメントでは破格の金額である。
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スケートボード
堀米雄斗出場の楽天初のスケボー国際大会はアートと融合する
楽天グループのRakuten Sportsがスケートボードの国際大会「UPRISING TOKYO Supported by Rakuten(アップライジング東京、以下「UPRISING TOKYO」)」を初めて主催する。会場は東京・有明アリーナで、5月26日から3日間に渡って競技やイベントが行われる大型イベントだ。今大会には、東京オリンピックのスケートボード男子ストリート金メダリストの堀米雄斗、同種目女子の銅メダリストの中山楓奈ら10カ国以上から、80人以上が出場する。大会をさらに彩るのが、スケートボードに関連したファッションや音楽のイベント。書道家の憲真(けんしん)氏が大会の演出総合監督を担い、若手クリエイターたちと共に、コースに描かれるアートや、会場アリーナ内にちりばめられた作品で会場を彩る。楽天がなぜスケートボードの国際イベントを開くに至ったのか、また、気鋭のクリエイターが今回参加したのか。楽天グループの⼤場尊史ヴァイスシニアマネージャーと憲真氏にUPRISING TOKYOにかける狙いや思いを聞いた。
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ボクシング
上半期最高のビッグファイトは入場券収入だけで約31億円!!〜今最高に熱いライト級
世界のボクシングファンの視線を集めた中、世界ボクシング協会(WBA)ライト級王者のジャーボンテイ・デービス(米国)が残酷なまでに実力を見せつけた。4月22日、米ネバダ州ラスベガスでの注目の一戦で、ライアン・ガルシア(米国)を7回KOで倒し、無敗のスター対決を制した。チケット収入や視聴ごとに課金されるペイ・パー・ビュー(PPV)の購入数では記録的な数字をたたき出し、いわゆる〝ゼニの取れる〟ファイターであることが改めて証明された。大一番から間もない5月5日には、2年前のひき逃げ事件の判決が言い渡され、予想された刑務所行きを回避。これも追い風になり、強豪ひしめくライト級はナンバーワンの座を巡ってますます熱を帯びてくる。
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バレーボール
社員を辞め、覚悟の移籍から2年。 堺ブレイザーズ深津旭弘が見せた復活劇
国内のリーグ戦、黒鷲旗が終わり、バレーボール日本代表の活動がいよいよ本格化してくる。既に長期の合宿に入っており、その後は親善試合、国際大会と数カ月に渡り続いていく。2023年度の代表メンバーとして登録された37名の内、注目したいのが堺ブレイザーズのセッター深津旭弘(35歳)だ。トスだけでなく、ブロック、サーブ、ディグ(スパイクレシーブ)も優れた、リーグ屈指のマルチなセッターだ。深津はこの2年間、ジェットコースターの様なバレー人生を過ごした。一度は選手生活を終える寸前だったが、2021・22年シーズンに移籍先した堺で不死鳥のごとく蘇り、チームを優勝争いに導く活躍を見せた。そして、日本代表にも返り咲いた上に国際大会では個人賞を受賞。今シーズンも堺で活躍を見せるなど、なかなか見ることの無い復活劇を演じている。
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オールスポーツ
アースデイに『スポGOMI×UNIQLO×花井祐介』が開催。原宿でのごみ拾いが海洋ごみ削減につながる?
毎年4月22日は地球のことを考えて行動する日「アースデイ」。今年、2023年の4月22日(土)にも世界中で多くの環境保護にまつわる催しが行われた。東京渋谷区のユニクロ原宿店で開催された『スポGOMI×UNIQLO×花井祐介』もその一つ。地域のごみ拾いをスポーツ化する「スポGOMI」をユニクロが主催し、そこに国際的な人気を誇るグラフィックアーティスト・花井祐介氏がゲスト参加する形で実施された。“考え”そして“行動する”アースデイに相応しいこの取り組み。そこに込められた“思い”と“成果”をレポートする。
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ボクシング
重岡ブラザースが挑む史上最強の兄弟王者
熊本のボクシング兄弟が幼い頃からの夢を叶えた。4月16日、東京・代々木第二体育館で行われたダブル・ミニマム級タイトルマッチの舞台。兄・優大(26歳)と弟・銀次朗(23歳)の重岡ブラザースはそろってKO勝ちを収め、“暫定王座”の但し書き付ながら世界チャンピオンベルトを手にした。
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パリ五輪
競技という枠だけでなくカルチャーとして注目したい、パリ五輪で注目の「ブレイキン」
2024年パリ五輪で初採用されるブレイキンはカルチャーから発展したスポーツ。 1970年代に米ニューヨークのギャングの抗争を暴力ではなく踊りで平和的に対決するようになったことが起源とされる。業界内には競技化が進み、ダンスに点数をつけることに違和感を持つ層が多く存在するのが現状だ。 国際大会「FUJIFILM INSTAX Undisputed Masters Tokyo」が2023年3月21日、ニューピアホール(東京都港区)で開催された。Undisputed Masters は世界で最もリスペクトされる大会の一つ。パリ五輪選考レースの対象となる世界ランキングポイントが加算されるワールドツアーなどとは異なり、カルチャー的な側面を色濃く残している。
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相撲
大相撲春場所を終えて〜今後が楽しみな注目力士たち
3月の大相撲春場所は新関脇霧馬山の初優勝で幕を閉じた。これまでさほど目立つ存在ではなかったモンゴル出身の26歳が、先輩たちの伝統に則ってたくましくなり、千秋楽に大栄翔を連破しての逆転優勝で一気にスポットライトを浴びた。横綱照ノ富士が全休、大関貴景勝が途中休場で横綱、大関陣が不在となった状況で、場所後を含めて驚異の新十両や新弟子の誕生もあった。新型コロナウイルス対策で大きな転換点を迎える5月の夏場所を前に、変化に富んだ春となった。
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フィギュアスケート
キーガン・メッシング最後の世界選手権、高祖父が眠る日本で魅せたラストダンス
縁とは不思議なものだ。フィギュアスケート男子で2018年平昌、22年北京の両五輪に出場したカナダのキーガン・メッシングのことである。グランプリ(GP)シリーズで2度表彰台に立ち、カナダ選手権を2連覇、今年の四大陸選手権では銀メダルを獲得した実績もさることながら、世界屈指ともいえるスケーティングスピードと、そのスピードを生かした豪快なジャンプ、アイスショーではバックフリップを軽々と決めるエンターテインメント性で日本にも多くのファンを持つ。そんな人気スケーターの現役最後の世界選手権となったのが祖先の眠る日本。3月25日までさいたまスーパーアリーナで開催された大舞台では7位という結果以上に観客を大いに沸かせた。
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ボクシング
寺地拳四朗の負けられない一戦に那須川天心のボクシングデビュー戦―今春もボクシングから目が離せない
4月8日、東京・有明アリーナで行われる「Prime Video Presents Live Boxing」。昨年、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)対村田諒太(帝拳)のミドル級統一戦でボクシングのライブ配信に乗り出したプライム・ビデオのシリーズ第4弾となる。 ネット配信サービスの資金力が可能にする大型興行もわが国でおなじみになってきたが、今回のプライム・ビデオ第4弾も豪華だ。キックボクシングのスター選手、那須川天心(帝拳)のボクシング・デビュー戦が大きな話題となる一方、ボクシングファン垂涎の注目カードがラインナップされている。
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ボクシング
“ボクシング”春のライト級祭―ネクストメイウェザーからロマチェンコまで今年の春はライト級が熱い!
春はライト級が熱い——。近年、全階級随一の充実度を誇っているのがライト級(58.96キロ〜61.23キロ)。無敗の強豪やスーパースター候補がひしめき合い、実力・人気ともに非常に高まっているのがその理由だ。 この4月は注目試合が2つ行われる。 まず8日(日本時間9日)、ニューアーク(ニュージャージー州)で挙行されるWBC(世界ボクシング評議会)の挑戦者決定戦。日本の吉野修一郎(三迫)が地元のシャクール・スティーブンソン(アメリカ)と対戦する。ワクワクドキドキして当日を待つ日本のボクシングファンは多かろう。
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ボクシング
カムバックしたボクサーたちー世界王座獲得を目指して
2月16日、後楽園ホールで元日本&WBO(世界ボクシング機構)アジアパシフィック・スーパーライト級チャンピオンの井上浩樹(大橋)が2年7ヵ月ぶりに現役復帰し、パコーン・アイエムヨッド(タイ)に2ラウンドTKO勝ちを収めた。 30歳の井上はアマチュアで国体王者などの実績を収め、プロでも無敗でタイトルを獲得した好選手。2020年7月に日本王座を奪われて初黒星を喫すると、それまで故障がちだったことも理由に引退を表明した。
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eスポーツ
企業だけがスポーツを運営する時代は終わった?学生による学生のためのeスポーツイベントに潜入
企業が主役のスポーツイベントは終わりつつあるのかもしれません。そう考えさせられるeスポーツ大会が東京のド真ん中(日比谷)で開催されました。 このeスポーツ大会は賞金総額300万円を懸けた競技イベントですが、驚くことに参加者が大学生限定なだけでなく、大会の企画/運営も大学生が主体で行われているのです。 今回は当事者である、運営を担当した大学生たちと責任者の両方の視点から話を聞きました。大学生へのインタビュー内容も織り交ぜながら、新たに大学生向けのeスポーツイベントが作られた背景を解き明かしていきます。
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相撲
コロナ禍を耐えた大相撲界の試み、数字ではない貴景勝の綱とり
声出し応援の解禁もあって熱気に包まれた1月の大相撲初場所は、大関貴景勝の優勝で幕を閉じた。一人横綱の照ノ富士が全休した状況で責任を果たし、看板力士として4場所ぶりに賜杯を抱いた。同時に綱とりのポイントや新型コロナウイルス禍の角界を再考させるような場所になり、一つの転換点を迎えた。
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ボクシング
2023年も見逃せない!ボクシング世界戦を目指す注目ボクサー
1月6日、大阪のダブル世界タイトルマッチで幕を開けた2023年の日本ボクシング界。IBF(国際ボクシング連盟)のミニマム級戦では挑戦者・重岡銀次朗(ワタナベ)が王者ダニエル・バジャダレス(メキシコ)と議論を呼ぶ「ノーコンテスト(無効試合)」でタイトルを獲り逃したが、この重岡以外にもこれから世界への大きな飛躍が期待される選手たちをみてみよう。
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大相撲
令和五年大相撲初場所展望―土俵だけではない多くの見どころ
大相撲初場所は早くも8日が初日だ。第2日曜日が本場所の初日に設定されているため最速の開幕日。「角界では初場所が終わってからが正月」と言われるように、年末年始もさほど休まずに稽古を重ねた部屋が多い。番付の異状に日本相撲協会を襲った新型コロナウイルス禍、昨年末の幕内逸ノ城らに対する処分なども絡み、テレビ中継からは伝わらない相撲界の変動がある。
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箱根駅伝
〝史上最高レベル〟の戦いが予想される箱根駅伝2023、その見どころは!?
今年の学生駅伝は1月の箱根、10月の出雲、11月の全日本のすべてで大会記録が誕生。シューズの進化もあり、高速化が顕著になっている。留学生も過去最多の7人が出場予定。2023年の箱根駅伝は〝史上最高レベル〟の戦いになることが予想されている。 なかでも注目は出雲と全日本を独走した駒大と、前回のⅤメンバー7人が登録された青学大の2強対決になるだろう。まずは2区の〝エース対決〟が熱い。