最先端の屋内ラグビー場。トップパートナーはSMBCグループに決定
「新秩父宮ラグビー場(※)」は、東京都新宿区の神宮外苑地区に建設される地上8階地下1階建ての施設で、ラグビー開催時には約1.5万人、イベント開催時には最大約2.5万人を収容できる規模となる。PFI法に基づき事業者が設計・建設した後、独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)に所有権を移転し、同時に運営権を取得して30年間の運営・維持管理を行う。
ラグビー利用時イメージ(提供:秩父宮ラグビー場株式会社) 歴史ある「秩父宮ラグビー場」の名称は継承しつつ、新たに決まったトップパートナーである三井住友フィナンシャルグループ(SMBC グループ)とのパートナーシップにより副名称は「SMBC Olive SQUARE」に決定した。SMBC グループの挑戦の精神を象徴する「Olive」と、多くの人々が集い、スポーツ・エンターテインメントを通じて次世代に向けた新しい体験に出会える「広場(SQUARE)」にしたいという思いが込められているという。
※「新秩父宮ラグビー場」は現時点の仮称。また、「SMBC Olive SQUARE」という名称は2030年5 月(予定)の施設運営開始日より効力発生となる。
SMBCグループの取締役執行役社長 グループCEOの中島達氏は、「ラグビーの聖地である秩父宮ラグビー場が、新たな一歩を踏み出すこの大きな節目に、トップパートナーとして伴走できることを光栄に存じます」とコメント。「伝統を受け継いだうえで進化する新秩父宮ラグビー場のトップパートナーとして、本施設にご来場いただいた皆さまにリアルな観戦体験をお楽しみいただくとともに、新たな出会いや感動をお届けし、多くの挑戦が生まれる場づくりを進めてまいります」と展望を語った。
神宮外苑地区の都市計画をふまえ、神宮外苑地区との調和したネットワーク形成を目指すこの施設は、屋根の高さを抑え、軒高をMUFGスタジアム(国立競技場)や明治神宮聖徳記念絵画館と同程度とするなど圧迫感を感じさせない外観デザインを採用している。現在の秩父宮ラグビー場建設時の観客席デザインを継承する弓なりの大屋根も特徴的だ。
国内初の屋内全天候型ラグビー場として、東西スタンドを均等にした「ダブルメインスタンド」、フィールドコーナー部から試合を体感できる「ラグビータワー」、フィールドと同レベルの観客席「フィールドバー」など、多彩な観戦体験を提供する環境を整備する。さらに環境面では、『LEED GOLD®』や『ZEB Ready』取得を予定しており、ユニバーサルデザインの導入やICT技術の活用など、人にやさしい最高のラグビー環境を実現する。
「フィールドバー」イメージ(提供:秩父宮ラグビー場株式会社)また今回、新たなシンボル「Scrum Arch(スクラムアーチ)」も発表された。新施設の入り口のファサードが描く優美な曲線を基調とし、並び立つ柱がスクラムを組む選手たちを想起させるデザインで、柱の間に浮かび上がる5つの空間はラグビーボールを象るとともに、ラグビーが誇る5つのコアバリュー(品位・情熱・結束・規律・尊重)が表現されている。
ラグビーだけではない、多目的利用でエンターテインメントの中心地へ
ラグビーの試合に加え、ライブ・コンサートを中心とした各種イベントの開催も可能な多目的施設として設計されており、50m×12mの大型ビジョンを設置し多彩な演出を行うことができる。都心に位置する約2.5万人規模の屋内全天候型施設として、平日の来場も容易であり、国内外トップクラスのアーティスト公演によるエンターテインメントの中心地となることを目指す。
音楽コンサート利用時イメージ(提供:秩父宮ラグビー場株式会社) また、南側開口部を開放することでフィールドから南側広場まで連続した空間を創出するなど、どこからでもアクセス可能な設計となっており、隣接するMUFGスタジアム(国立競技場)や明治公園と連携しながら、神宮外苑地区全体のにぎわいを創出していくという。
神宮外苑地区の地区計画については、歴史と緑豊かな環境を継承しつつ、世界に誇るスポーツ・文化・賑わいの拠点の創出を目指す「神宮外苑地区まちづくり」プロジェクトとして進行しており、「新秩父宮ラグビー場」は同プロジェクトにおいて最初に着工する施設となる。
俯瞰イメージ(提供:秩父宮ラグビー場株式会社) 日本ラグビーフットボール協会は「ラグビーの聖地として歴史が継承される新しい秩父宮ラグビー場が、多くの観客の皆さまがラグビーに熱狂し、感動し、新たな体験をする場となることを期待し、当協会では引き続きラグビー競技のさらなる普及と発展に努めてまいります」とコメント。
2030年の開業が、より多くの観客の熱狂を産み、最高のエンターテイメント体験へとつながることを期待したい。
※本記事にて使用しているイメージ画像は全て、計画段階のものであり今後変更の可能性がございます。