第3シードから頂点へ 2大会連続で自己最高成績を更新

 船水はパートナーのTama Shimabukuro(タマ シマブクロ/アメリカ)と共に、第3シードとして今大会に出場した。

 2回戦(1回戦はシード)ではWall / Miyoshiペアを2-0(11-5、11-7)で下し、準々決勝では第2シードのAJ Koller / Blaine Hovenierペアを2-1(11-9、11-13、11-6)で破った。準決勝でも第10シードのCason Campbell / Adam Harveyペアを2-1(9-11、11-2、11-3)で撃破し、決勝へと駒を進めた。決勝では第21シードのNicolas Acevedo / Clayton Powellペアと対戦。2-0(11-9、11-4)で勝利し、金メダルを獲得した。

 これまでのPPAツアー大会における船水の最高成績は4位で、2026年5月のアトランタ大会で記録したものだった。今大会ではその記録をさらに塗り替え、2大会連続での自己最高成績更新となった。2024年のピックルボールへの競技転向からわずか2年での頂点到達となる。

 船水は優勝後、次のようにコメントした。
「米国プロツアー大会で優勝でき、とても嬉しいです!まずはここまで支えて下さった日米の仲間やファンの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。今大会は前週の4位という悔しさをバネに、相棒のTama選手と研ぎ澄ませてきたコンビネーションが実を結びました」

 また、国内でピックルボールに取り組む若い世代に向けて、「強い志を持って挑戦し続ければ、必ず世界への道は拓けることを知って欲しい」とメッセージを送るとともに、「次は世界ランキング1位を目指して挑戦していく」と今後の目標を語った。

東北高校からソフトテニス日本代表、そしてピックルボール選手へ

 船水は1993年生まれ、青森県出身の32歳。5歳からソフトテニスを始め、東北高校でインターハイ団体・個人優勝2冠を達成。早稲田大学では全日本大学対抗ソフトテニス選手権4連覇を果たし、2015年の大学4年時には世界選手権の日本代表として国別対抗戦で世界一となった。

 NTT西日本所属時代にはソフトテニス日本リーグ10連覇を達成。2020年よりプロソフトテニスプレイヤーとして活動した後、2024年にピックルボール選手に転向。2025年3月には米国プロピックルボールリーグ「メジャーリーグ・ピックルボール(MLP)」のマイアミ・ピックルボール・クラブにドラフトされ、日本人選手として初めてMLPに参戦した経緯を持つ。

 今後は、7月1日から4日にかけて東京都内(アリーナ立川立飛・ドーム立川立飛)で開催される「PPA ASIA 500 Sansan TOKYO OPEN 2026」に、Tama Shimabukuroとペアで出場を予定している。

ピックルボールとは

アメリカ発祥のピックルボールは、テニスや卓球等の要素を併せ持つラケット競技。バドミントンと同サイズのコートで、パドルを使い穴の空いたボールを打ち合う。アメリカでは、2025年にピックルボールをプレーした人は2,430万人に達し、2020年から2025年までの5年間で参加人口は479%増加し、最も急成長しているスポーツのひとつとされている。


VictorySportsNews編集部

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