絶好調のバルサコンビ
執筆者 Gabriel Sans 最近の試合ではメッシとネイマールが特にゴールを量産している。その決定力は言うまでも無く、彼らのコンビネーションは世界でも類を見ない。 2016年11月23日以降、CL決勝ラウンドのパリ・サンジェルマンFC(PSG)戦第1戦を除いた23試合のうち、実に22試合でメッシかネイマールのどちらかがゴールを決めている。今シーズンのFCバルセロナの総得点は122ゴールだが、そのうち76ゴールと88アシストを記録しているのがこの2人だ。これはPSG相手に大逆転を信じられる一つ目のデータである。 このコンビは、先日行われたリーガ第26節デルタ・デ・ビーゴ戦でも、素晴らしいパフォーマンスを発揮している。チームの2点目は、メッシからのスルーパスを受けたネイマールの鮮やかなループシュートだったが、あれは彼らの優れたコンビネーションの典型的な例だろう。 特にメッシは絶好調で、今シーズンここまでリーグ戦で23得点を記録している。リーガ得点王ランキング首位であり、欧州全体の得点王である「ゴールデンシュー」争いでも、46ポイントで首位に立つ。 このアルゼンチン人選手は2017年だけでもすでに15ゴールを決めているが、これもまた欧州でトップの記録だ。PSGのウナイ・エメリ監督や選手たちが、メッシを止められるか不安を覚えるのに十分な数字である。メッシは2月14日に行われたPSG戦第1戦以降、4試合で6ゴール3アシストを記録している。 一方のネイマールもまた、PSG戦において個人で局面を打開できる状態にある。今シーズンはゴールに恵まれない時期もあったものの、危険なアタッカーとしての天性の能力は少しもさび付いていなかった。 このブラジル人選手も、スポルティング・デ・ヒホン戦とセルタ戦ともにゴールを記録。現在非常にフレッシュでキレのあるコンディションにある。ドリブル成功率に注目すると、スポルティング戦では16回中10回、セルタ戦ではさらにそれを上回り、18回中11回に成功した。 ヨーロッパの大会で、これまで133試合に揃ってスタメン出場したメッシとネイマール。2人で合計44ゴールを決めているが、これも今回の逆転劇を信じる理由としては十分な数字だ。
