ひとつ前のお話はこちら©カネシゲタカシ

テレビさんや冷ぞうこさんを売ってくれたノジマの尾花店長。
すっぱいシウマイで冷ぞうこさんを売ってくれたりする、
とってもやさしい人です。

そんな尾花店長が港にやってきたかと思うと、
急にすまなさそうに口を開きました。

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「あやや~、ミスってなぁに?」

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「おじさん、ちっとも気付かなかったよ。
ごめんね、ベイスたん!」

その伝票には、はっきりとした大人の字で
「横浜スタジアム」と書かれていました。

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よかったね、本当によかったね!
テレビさんと冷ぞうこさんは船に乗れることになりました。

そういえばアゴ割れ船長は尾花さんを「監督」と呼んでたみたい。
でもベイスたんには、よくわかってない様子でした。


「あっ、でも…」


ここで船長さんが思い出したように、
そしてすごく申し訳なさそうに口を開きます。

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「あっ、あっ、マリンせんせい やよ!」

~もうすこしつづく~

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カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』(ともに講談社)、『ベイスたんやよ!』(KADOKAWA)、『野球大喜利 ザ・レジェンド』(徳間書店)などがある。 元よしもと芸人。