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ベイスターズの発祥の地、下関市で
面白いおじいさんとお別れしたベイスたんたち。

さあ、金曜日の試合はどうだったかな?

©カネシゲ タカシ

この日は久しぶりにだいすきな中村ノリせんしゅが
ホームランを打ってくれたね!

©カネシゲ タカシ

「はますたで、あったら、だきついちゃうかもやよ!」

残念ながら敗れてしまったけど、ラミちゃんせんしゅとの
アベックアーチは格好良かったね。

そして、次の日。

©カネシゲ タカシ

あらあら、よくみたらベイスたんが、はらぺこです。
これじゃあ、旅なんてできないよ、ベイスたん。

「シウマイ、ぎょーさん、もろてるやよ!
ベイスたん、シウマイ、6ケほど、おくちにぽくっと、いれるやよ!
(ぽくぽくぽく、ぽくぽくぽくっ)」

©カネシゲ タカシ

「じようきょうそう、にくたいひろうに、シウマイは、きくやよ!
ベイスたん、はますたまで、はしっていくやよ」

え…、走っていく?
ちょっと待ってよベイスたん!

©カネシゲ タカシ

試合観戦をしながら、ベイスたんは横浜を目指して走り続けました。
ですが、そうそううまくはいきません。

©カネシゲ タカシ

なんということでしょう!

まだまだ地球の環境に慣れていないベイスたん。
あまりにも激しい運動で、おいのちメーターが減ってしまいました。

しかも走って行ける距離は、しれています。
テレビさんは言いました。

「ベイスたん、まだ下関市を出たばかりだヨ。
山口市モ、遠いネ」

「あやや~、“やまぐちし”?(ぴこぴこぴこっ)」

©カネシゲ タカシ

「けんの、おなまえになっているなんて、
やまぐちとうしゅ、ごいすーやよ!」

なんだかよくわからない勘違いをしたベイスたん。
急に元気いっぱいに走り出しました。

そんなわけで、ゆかいなゆかいなベイスたんご一行さまは、
県庁所在地・山口市に到着しましたよ。
この先、またどんなドラマが待っているのかな?

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カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』(ともに講談社)、『ベイスたんやよ!』(KADOKAWA)、『野球大喜利 ザ・レジェンド』(徳間書店)などがある。 元よしもと芸人。