トレーニング中の石井琢朗選手に、ピンチを救ってもらったベイスたん。
赤いユニフォームが大好きになりました。
「ベイスたん、はますたの、いしいせんしゅの、
2000ぼんヒッツのプレート、しってるやよ!」
「へぇ、ほんと?うれしいなぁ」
「たくろうせんしゅ、つおいやよ!やさしいやよ!」
「ありがとう、ベイスたん」
「もっと、ごかつやく、みたいやよぉ~(ぺくぺくっ)」
「ありがとう。でも、なかなかそうもいかないんだ」
石井琢朗選手は、やさしく、でも少しさみしそうに微笑みました。
クールに決めていた石井琢朗選手ですが、
試合が進むにつれてどんどん力が入ってしまい…
とうとうベイスたんを押しのけての大応援になりました。
「ああ、残念。負けてしまったね…」
「くやしいやよ!かなしいやよ!」
「ベイスたんはベイスターズが本当に好きなんだね」
「ベイスたん、ベイスターズ、すきーー!!(ぴょーんぴょーん)」
石井琢朗選手は、優しく笑ってくれました。
「ベイスたん、はますたいきたいやよ!
とおい、とおい、旅路やよ!」
「ハマスタかぁ…。そうだ、僕の友人が今夜大阪まで
車で出かけるって言ってたから、
乗せて行ってもらえるように頼んであげるよ」
「ほんと?ほんと?うわーい!」
「ベイスたん、お礼にらっぱっぱふくやよ!
いしいせんしゅの、おうた、れんしゅうしたやよ!」
そういうと、ベイスたんは自慢のラッパを取り出しました。
車は静かに走り出します。
♪駆け抜けるスタジアム 君の勇姿
明日(あした)の星を掴めよ 石井その手で
「いしいたくろうせんしゅ、さようならやよ!
いしいたくろうせんしゅ、ありがとうやよ!」