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【5月17日(金)】

交流戦2カード目はハマスタにファイターズさんをむかえての一戦。
その結果は……

©カネシゲ タカシ

まさかの逆転まけ…。
体の底からわいてくる、かなしさや、くやしさで、ベイスたんは泣き出してしまいました。

©カネシゲ タカシ

気がつけば、おなかもずいぶんすいていました。
しっかりたべて、しっかり応援しなくちゃね。

「こすぎとうしゅ、しんぱいやよ。
やまぐちとうしゅ、しんぱいやよ。(ぺくぺく)」

うん、ケガで降板してしまった小杉投手、
そしてリードを守り切れなかった山口投手のことは
ほんとうに心配だね。

でも、彼らは、つよくて、そして やさしいんだ。
きっとまたすぐに、元気な姿をみせてくれると思うよ。


「ベイスたん、明日ニそなえテ、もう寝ようネ。」

「あ、あ、テレビさん。もう、ねるやよ」

ベイスたんたちは、いつも眠りについている
キッズルームにおふとんを敷きました。

©カネシゲ タカシ©カネシゲ タカシ©カネシゲ タカシ

ベイスたんのきもちは、いつだってベイスターズとともにあります。
小杉投手や、山口投手が心配でよく眠れません。

これは、困ったね……。

©カネシゲ タカシ

あれ、そうじきさん。

どうしたの?

©カネシゲ タカシ

わあ、すごい!
ベイスたんの しんぱいごとを、ぜんぶ吸いこんじゃった!

©カネシゲ タカシ

ベイスたんは、すやすやと眠りにつきました。
そうじきさんのナイスプレーです!


さあ、ベイスたん。大好きなベイスターズの夢をみて、あしたもしっかり応援しようね。

絶対勝つぞ、ベイスターズ!

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カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』(ともに講談社)、『ベイスたんやよ!』(KADOKAWA)、『野球大喜利 ザ・レジェンド』(徳間書店)などがある。 元よしもと芸人。