©The Asahi Shimbun/Getty Images
VICTORY

山中慎介、伝家の宝刀「神の左」 KO奪取の秘訣は「距離感と下半身」

昨年8月、山中慎介(35=帝拳)は高校時代を過ごした京都でルイス・ネリ(23=メキシコ)に4回TKO負けを喫し、5年9カ月の長期にわたって12度防衛してきたWBC世界バンタム級王座を失った。3月1日にはリベンジと返り咲きを狙って東京・両国国技館でネリとの再戦に臨む。互いに手の内を知っているサウスポーの強打者同士だけにKO決着は必至といえる。勝負そのものはゴングを待たなければならないが、どんな結果が出たとしても変わらないものがある。それは山中のV12という実績と左ストレートのインパクトの強さだ。戴冠試合とネリとの初戦を含めた14度の世界戦の戦績は13勝(9KO)1敗。世界中の猛者を相手にする大舞台で記した数字としては驚異的なものといっていいだろう。しかもKOに結びつけたダウンのほとんどが「神の左」によるものである点も興味深い。選手生命を賭したリベンジマッチを前に、山中の半生をあらためて振り返り、そしてKO量産の秘訣を分析してみよう。(文=原功)

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コメント(2)

  • 490
    飯田覚士

    『飯田覚士ボクシング塾 ボックスファイ』会長 プロボクシング第9代WBA世界スーパーフライ級王者 2018/02/19 14:29

    「再戦はどうなると思いますか?」と何度も聞かれますが、「全くわかりません!」と答えている。

    それは、前戦でネリのドーピング反応がでたから。山中の神の左でもネリは効かず、ネリのパンチでふらつく山中…。これのどこまでが両者の実力で、どこまでが薬物の影響か分からないから。

    長らく王座防衛を続けてきたことで、山中のモチベーションが低下しているという噂は聞こえてきていた。
    しかし今回は「借りを返すことしか考えていない」とあるように、リングに上がるモチベーションは十分のようだ。
    「一瞬たりとも目の離せない試合」、はっきりと決着をつけてくれるだろう。
    次は、山中の嬉し涙がみたい!

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  • 49
    佐藤ルミナ

    一般社団法人日本修斗協会理事長/修斗ジムroots代表 2018/02/22 11:40

    下半身からの力の連動、そして相手との距離感はボクシング以外のスポーツにとっても重要なファクターの一つ。山中選手はこの点を人一倍意識して練習しているのでしょうね。意外だったのは、負けやドローもそこそこ経験しているボクシングキャリア。前戦でのネリ選手ドーピング疑惑も絡む再戦なので3月1日は色々と興味深い一戦になりそうです。

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