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VICTORY

[追悼]名プログラム『CARUSO』にフィギュアスケーター・デニス・テンの永遠の命を感じたい。

カザフスタン特有の供養がある。祈りを込めた赤い花々を手向け、故人を想うのだ。死の3日後、7日後、40日後、一年後…、その後は毎年行われる。宗教を問わず慣習になっている。デニス・テンの突然の訃報を聞いて幾日になるだろうか。いまだ事態がのみこめずにいる。それでも、彼が残していった演技を反芻しながら、少しずつ受けとめなければならない、そう思っている。デニス・テンの胸の鼓動は戻らないが、その誇り、ほとばしる感情表現、指先やエッジの記憶は、なおも力強く脈打っている。(文=いとうやまね)

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コメント(3)

  • 2
    藤坂ガルシア千鶴

    ライター/コラムニスト 2018/08/10 02:21

    「カルーソ」は何度も聴いたことのある名曲でしたが、このようなストーリーがあったとは知りませんでした。デニス・テンの演技は3年ほど前に一度見ただけで、ちょうどそれがこの「カルーソ」だったこと、優雅で高さのあるジャンプが印象的だったことを覚えています。カルーソには迫り来る死への覚悟ができていた一方、テンを襲ったのは突然の悲劇。あまりの残酷さに胸を痛めていましたが、「カルーソ」に秘められていた感動的なストーリーを知ることで、私も心の中で彼に赤い花を捧げたいと思います。

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  • 3
    野口学

    スポーツビジネスライター/エディター 2018/08/02 12:19

    デニス・テンさんが永眠されてから、2週間。
    本当に悲しい事件で、今でも胸が締め付けられる思いですが、これを一つの悲しみで終わらせてはいけないと思います。
    紛争、貧困、差別…、スポーツにはこうした問題を解決する力があると信じています。
    スポーツに携わる人たちがその力を信じ、少しでも広げていくことが、あらためて必要な時なのではないでしょうか。

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  • 2
    Ito Yamane

    2018/08/02 14:00

    追悼コラム『CARUSO』の補足です。40日後の供養は、永眠者の霊が天国に救われるように(安住の地が得られるように)祈る正教の奉神礼がそのベースにあります。数えてみると8月27日になりますね。デニス・テン、安らかに。

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