当連載の第三十一回で取り上げた新島とともに、日本有数のサーフポイントとして挙げられるのが、羽田空港から280キロほど南の太平洋に浮かぶ八丈島。池田氏は「世界的に通用するサーフィンのポイントが日本にもたくさんあって、八丈島もすごく良い波が立つところです。私もよく行っていました」と、その環境の良さを絶賛する。

八丈島でサーフィンといえば、南東に位置する末吉地区洞輪沢(ぼらわざわ)漁港の奥にある汐間(しおま)海岸。中心部から車で約30分、ボトム(海底)が玉石や溶岩質の岩で形成される中上級者向きのポイントとなっている。地元のサーファーが集う場所でもあるので、島外から訪れる場合はマナーやルールなどの情報を教わるのもお忘れなく。

「洞輪沢からのサーフィンの帰りにレンタカーで寄るのが、八丈島の温泉です。町営のものが7カ所もあって、とても良いんです。古い温泉もあれば、山の中のジャングルみたいな温泉もある。“湯めぐりパス”のようなものもあって、いろいろと楽しむこともできます。その中で、今回紹介するのは一番八丈島らしいかなと思う、見晴らしの良い温泉です」

その名もズバリ「みはらしの湯」。太平洋の大海原や八丈島灯台を見渡せる絶景露天風呂が自慢で、冬には運が良ければクジラを見られることもあるとか。夜9時半まで入浴が可能で、満天の星空のもとで入るのもまた格別。ちなみに「夜は大体疲れ切っているので」と笑う池田氏のオススメの時間帯は夕暮れ時。「とにかく、眺めがすごいです。いいですよ、ここは」と絶賛する。

八丈島には他にも、檜造りの「樫立向里温泉 ふれあいの湯」や滝を見下ろしながら入浴できる「裏見ヶ滝温泉」などがあり、バリエーション豊富。また、池田氏は八丈島を拠点に、さらに南にある伊豆諸島の有人島最南端、青ヶ島まで足を運んでダイビングを楽しむこともあるとか。新島でスタートした”島温泉シリーズ”は、まだまだ続く?!

末吉温泉 みはらしの湯

【末吉温泉 みはらしの湯】
■住所
〒100−1622 東京都八丈島八丈町末吉581-1

■TEL
04996-2-5570

■アクセス
飛行機・羽田空港から直行便で約55分
船:東海汽船の定期便で約11時間

■料金
大人500円、小学生200円

*温泉一日周遊券(入湯証):大人600円/小学生200円
 ※八丈町営の7つの温泉を1日のみ1回ずつ利用可能なチケット。各温泉施設と町役場福祉健康課で販売。

■利用時間
午前10:30~午後9:30(入場は午後9時まで)
火曜定休




取材協力:文化放送

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末吉温泉 みはらしの湯 公式サイト末吉温泉 みはらしの湯 八丈島観光協会サイト内

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VictorySportsNews編集部